不倫がバレた後⑦

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『どちらの道を選ぶか決めたら、守に連絡して下さい。これはお返ししますよ。』

お義父さんが私にスマホをスッと差し出してきました。
驚いたことに、液晶画面が粉々になっていたはずの私のスマホは、キレイに修理されていました。
指紋認証のはずのロックも、なぜか完全に解除されていました。
(どのようにしたのかは、今もって謎のままです。)
驚きを隠せない私を見つめながら、お義父さんは微笑を浮かべながら畳み掛けてきます。
『よく、考えなさい。何が懸命か。』
ねっとりと絡みつくその笑顔に、私は首根っこをつかまれたように感じました。
震える手足をなんとか隠しながら、私は2人を玄関まで送りました。
そして、私は再度、2人に深々と頭を下げました。
お義父さんがドアノブに手をかけたその時、ふと何かを思い出したように、私の方を振り返ります。
『そういえば、、、本当に申し訳ないのだけれど、、、この後、すみれさんのご両親にもこのことをお伝えしなくてはなりません。
すみれさんがどちらの選択をするにせよ、事を円滑に進めるためには、その方がいいと思うので。』

西条さんのお父さんは、私の血の気の引いた顔を舐めるように見つめて言いました。



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不倫がバレた後⑥

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『事の顛末はだいたい聞きました。すみれさん、あなたには何の権利もないけれど、一応聞いておきます。あなたは離婚を望んでいるのですか?』

私は西条さんの方をちらりと見ながら、小さく、本当に小さく頷きました。
西条さんは私の方は見ず、ずっと机の一点を見つめています。
お父さんの方から、はぁーという深いため息が聞こえました。
『すみれさん、あなたが選べる道は2つです。
1つは離婚する道。その場合、和解は成立しないと考えてもらっていい。つまり、お互い弁護士を立てて、法廷で争うことになる。もちろん、あなたの不倫相手も訴えますよ。
あなた以外、全ての人が不幸になりますね。』
西条さんのお父さんは、微笑を浮かべながら話を進めますが、怒りを押し殺していることは明確でした。
西条さんは、話を聞いているのか、聞いていないのか、虚ろな目で机を見つめています。
お父さんが話を続けます。
『もう1つは離婚しない道。この場合、あなたの恥ずべき行いは明るみにはしません。守がそう言ってくれています。相手のことも訴えない。
よく考えなさい。どちらの道が賢明か。』
(後に知ったことですが、お父さんは将来的に西条さんを町長にしたかったため、できるだけ事を荒げたくなかったようなのです。
豪田先生を絶対に訴えると言っていた西条さんを、そんなことしたら私と西条さんの関係は一生修復しないと諭したのも、お父さんでした。)


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不倫がバレた後⑤

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次の日の土曜日、私は無理を言って午前休をもらい、家で西条さんが帰ってくるのを待ちました。

午前10時ちょうどにベルが鳴りました。
玄関のドアを開けると、西条さんと、西条さんのお父さんが立っていました。
まるで、排泄物でも見るかのような視線に、私の心臓が縮みあがります。
西条さんは玄関に立ったまま、無表情で、父親を連れてきた経緯を説明しました。
不貞を知ったあの日、西条さんは行く場所もなく、結局実家に帰ったそうです。
そして、弁護士が必要だと思った西条さんは、町長であるお父さんが懇意にしている弁護士を紹介してもらうため、事の顛末をお父さんに全て話したようなのです。
そこで、弁護士を通す前に、西条さんのお父さんが私と話したいとのことで、西条さんと訪ねてきたということでした。
2人をリビングに通し、机に向かい合わせで座りました。
私は恥ずかしさと申し訳なさで、顔を上げることができません。
『今回は私の不徳の致すところで、皆様にご迷惑をおかけしてしまって、本当に申し訳ありません。』
私はただただ2人にむかって、深く頭を下げることしかできませんでした。
『顔をあげてください。すみれさん。』
優し気な声で、西条さんのお父さんが言います。
私にはそれが余計に恐ろしく、顔を上げることができません。
『顔をあげてください。』
今度は少しだけ強く言われました。
恐る恐る顔をあげると、怒りと軽蔑を押し殺した目が、私をギョロリも睨みます。
その目に射すくめられたかのように、猛烈な息苦しさが私を襲います。
喉が異常な程乾いており、うまく息を吸うことができません。
喘ぐように息をする私を一瞥すると、西条さんのお父さんが話し出しました。


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【ご理解いただきたいこと】

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【コメントを拝読していて、釈然としない思いを覚えるのが、〝自分たちの行いを美化するな〟というお言葉です。

確かに、過去を思い出しながら書いていると、事実を書いているつもりでも、無意識のうちに自分を擁護するような書き方になってしまうものです。
そのため私は、書いた文章を何度も読み直して、真実が捻じ曲げられてしまってはいないかと自省しながら、何度も何度も書き直して公開します。
自分がどれだけ自分勝手で汚れた心をもち、どれだけの恥ずべき行いをしたかを、目を背けずに正直に打ち明けているつもりでした。
 
自分の醜い部分をさらけ出すことは、時に自分の一部をえぐり取られているような痛みを覚えます。
わたしはそうした痛みを伴いながら、文章を書いています。
もちろん、これは私の好きでやっていることであり、嫌ならやめろと言われてしまえばそれまでなのですが、
やはり、〝美化するな〟と言われると、歯痒い思いに駆られます。
そうして私は、なぜ美化しているつもりはないのに、美化していると取られてしまうのか、よくよく考えてみました。
そこで気がついたのが、そのようにおっしゃる方達の大前提に、〝愛や恋は美しいものである〟という認識があるのだということに気がつきました。
そして、その美しいものを言い訳に不倫を正当化するなと憤っているのでしょう。
私とは、そもそもの前提が全く違ったのです。
私は今までも幾度が書いてきたのですが、
男女間においては、
己の欲求をより多く満たしてくれるものに対して抱く好意を、便宜上、愛やら恋やらと名付けているに過ぎないという認識があります。
豪田先生が私を愛していたのは、性欲や承認欲を他の誰よりも満たしていたからであり、
西条さんが私を愛していたのは、おそらく美しいものを側に置くという、所有欲を満たしていたからだと思います。
私にとっての愛や恋は、決して尊いものでも、美しいものでもありません。
愛という言葉で不倫を美化しているつもりは、毛頭ないのです。
ご理解いただけたらよいのですが、、。
また、〝豪田先生が本当に愛していたら、離婚するはずだ〟とか、
〝西条さんが本当に愛しているのなら、私を自由にさせてくれるはずだ〟
などという議論も、正直、私にとってはナンセンスです。
なぜなら、〝本当の愛〟などというものが、そもそもないのだから。
もちろん親子間や兄弟間においては別物です。
遺伝子を分けた存在であるゆえ、もっと本能的な愛があるはずですから。
殊、男女間においては、私は一度も己の利益を抜きにした、無償とでも呼べる愛に出会ったことはありません。
共感してくれる人はいるでしょうか。
寂しい女だと憐れまれるのが、関の山でしょうか。】


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不倫がバレた後④

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毎晩19時に豪田先生の病院に電話することを約束して、私達は電話を切りました。

それから10日間、私達は変わらない毎日を送りました。
違うのは、西条さんが家を出ていって戻らなくなったことだけです。
仕事には来ていることが、小児科病棟の西条さんが記載しているカルテを見れぼ分かりました。
変わらない毎日といえど、いつかは崩れおちることを私は確信していました。
そのため、どこか現実味のない毎日を過ごしました。
毎晩19時には、必ず豪田先生に連絡を入れ、先生の生活も全く変わりないことを確認しました。
私達は、核爆弾が投下され世界が終末の日を迎えるのを、今か今かと待ち構えるような生活を送っていたのです。
変化が訪れたのは、西条さんが出ていってたからちょうど10日後の金曜日でした。
西条さんが私の医局に来て、明日の朝10時に家に帰るから、今後のことを話し合おうと言うのです。
それだけ言うと、すぐにいなくなってしまいました。
10日ぶりに見る西条さんは、腫れぼったい目と、こけた頰をしており、がっしりとしているはず体躯が、ひと回りもふた回りも小さく見えました。
私のなけなしの良心がズキンと痛みます。


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不倫がバレた後③

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翌日、私は公衆電話電話を使用し、首尾よく豪田先生と話すことに成功しました。
『先生、、、。夫に、先生との関係がバレてしまいました、、、。』
私はどう伝えてよいか分からず、単刀直入に言いました。
豪田先生が一瞬の無言の後に取った反応は、私の予想とは大きくかけ離れたものでした。
『はははっ!まじか!とうとうやっちまったな!』
やけに軽い反応です。
その反応に私は怒りを感じるどころか、涙が出るほど安心したことを覚えています。
昨夜からずっと張りつめていた心の糸がプツンと音を立てて切れたようでした。
『もー。せんせー。かるすぎー、、、。』
私は受話器を握り締めながら、崩れおちるように泣きました。
不倫がバレてから泣いたのは、この時が初めてでした。
『ははっ!泣くな泣くな。なんでバレたの?旦那はなんて言ってるの?』
『ごめんなさい。。この前の先生の着信見られちゃって、、。ちゃんと制裁は受けてもらうって、、。』
『そっかぁ。じゃあたぶん、いろんな人にバレちゃうね。』
『うん、、、。どうしよう、、、。』
『まぁ、バレちゃったもんは仕方ない。
たぶん俺もすみれもいしゃりょー請求されちゃうね。ちょっと貧乏になるけど、2人ですっきりさっぱり生きていくには、ちょうどいいんじゃない?』
あくまでも軽い先生の言葉。
何も考えていないのか、全てを考え尽くした上で出した結論なのか、、、。
でも、どんな思いから発せられた言葉であれ、私は先生の言葉に救われました。
そして、なんて器の大きい男だろうと惚れ直す思いでした。
滑稽なことに、不倫がバレた後でもまだ、私たちの頭の中のお花畑は、らんらんと咲き誇っていたのです。


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不倫がバレた後②

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私はそれから、今後のことを考えました。

おそらく西条さんは、私たちの不貞を世間に明るみにするでしょう。
そうすることが1番の制裁であると、西条さんも分かっているはずです。
私はなんとかして豪田先生に連絡をとらなければと思い立ちました。
しかし、私の粉々になったスマホは西条さんが家を出る時に持って行ってしまいました。
時刻は午前1時。
明日、豪田先生の勤める病院に電話し、偽名を使って先生につないでもらえないだろうか、などと画策しながら、私は眠れぬ一夜を明かしました。
西条さんは朝になっても、帰ってはきませんでした。
実家に帰ったのか、ビジネスホテルにでも泊まったのか。
西条さんの心中を考えると、狂おしいほどの罪悪感が私を襲います。
しかしそれ以上に、自分と、そして豪田先生のこれからが、心配でなりませんでした。
不倫を始めて1番驚いたことは、自分の性欲の強さですが、不倫がバレて1番驚いたことは、自分の冷酷さと身勝手さでした、、、。


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不倫がバレた後①2017年12月13日

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西条さんが去った後、私は床に大の字になって天井を眺めました。

数時間もの間、身体を強張らせながら土下座の姿勢でい続けたため、全身の筋肉が引きつっていました。
どこから間違っていたのか、、、。
何が正しい道だったのか、、、。
豪田先生と結ばれたあの日
西条さんにプロポーズされたあの日
豪田先生への恋心をはっきりと自覚したあの日
西条さんだけで婚姻届を出しに行ったあの日
私には、何度だって結婚を白紙に戻すチャンスがありました。
しかし、妻子のある豪田先生に一生を捧げるという選択肢を選ぶことが恐ろしく、
ずるずると私の穢れた人生に西条さんを巻き込み、
結局これ以上ないという程ひどく傷つけてしまった、、、。
後から後から湧き出る後悔の念。
それでも、、、
こんな状況になってもまだ、
     豪田先生と恋に落ちてしまったことは、
         後悔していない自分がいました、、、。
私が天を仰ぎながら思ったのは、今日ほどひどく西条さんを傷つけることなく、もっと穏便に別れを切り出すことができたのではないかという後悔だけでした、、、。


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修羅場⑦

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私は西条さんの顔を直視することができず、再び顔を床に向けました。

そんな私に苛立ちを覚えたのか、西条さんが怒鳴ります。
『とにかくその男出せ!呼び出せ!』
そう言って、床に転がっていた私のスマホを私に向かって蹴ってよこしました。
幸か不幸か、私のスマホは西条さんが床に打ち付けた衝撃で、液晶部分が粉々にひび割れていました。
西条さんもそのことに気づいたようで、突然『ははっ。。』と笑い出しました
『なんなんだよ、これ。嘘だっていってよ。』
そう言ってから、床に突っ伏して泣き出しました。
どれくらいの間そうしていたでしょうか。
おそらく、1時間以上もの間、西条さんは床に突っ伏して泣き、私は床にずっと頭を擦り付けていました。
そのあと、西条さんはおもむろに立ち上がると、今までとは打って変わったさめた声で、私の頭上で呟きました。
『俺は別れないよ。豪田って医師は調べればすぐに分かる。そいつには制裁を受けてもらう。』
それだけ言うと、西条さんは床に落ちていた私のスマホを持って家を出て行きました。


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修羅場⑥

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『ごめんなさい。本当にごめんなさい。別れて下さい。』
『は?』
西条さんの意味がわからないといった声。
なおも私は床に頭を擦り付けたまま、小さい声で続けました。
『本当にごめんなさい。私であれば、どんな条件でものみます。』
『なんだよそれ。。』
西条さんの今までとは違った、震える声が聞こえてきました。
『ごめんなさい。ごめんなさい。』
私はひたすら謝り続けました。
卑怯なことですが、謝る以外できることが見つかりませんでした。
『俺は別れないよ。』
震える声でしたが、はっきりと言いました。
『すみれ、顔をあげて。』
私は恐ろしくて顔を上げることができません。
『顔をあげろ!』
再び声を荒げる西条さん。
恐る恐る顔を上げると、西条さんの顔が目に飛び込みました。
真っ青な顔に真っ赤な目がやけに浮いていていて、この世の全ての絶望を凝縮したかのような顔、、。
私が知っている西条さんの顔とはまるっきり違う顔がそこにはありました。
この時私は、自分が犯した罪をはっきりと自覚しました。
私は人ひとりを殺したのだと。
一人の女を愛した男の心を、これ以上ないというほど残酷な方法で捻り潰したのだと。


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