
そのレストランは、
林の中にあった。
館自体が林と一体化していた。
張り出したテラス席はガラス張りになっていて、
夏ならオープンにするのだろう。
ガラス張りの席は、大きな木のすぐそばにあり、
まるで外のようだった。
でも、日差しと薪ストーブのほんのりとした暖かさが伝わり寒くはなかった…
最初は奥のテーブル席に…
アミューズから手の混んだ、お料理の数々。
見た目にも美しく単純に想像がつかない奥深い味わい。
シャンパンで乾杯して、
メイン料理になる前に、かなりおなかも満たされていた。
お魚、お肉…
子牛のステーキには赤ワインがよく合った。
彼といろんなお店に行ったけど、
一番豪華で素晴らしかった、と思う。
彼に、
「ほんとにありがとね。こんなステキなお店につれてきてくれて…」
と、ため息混じりに言うと、
「俺も楽しんでるんだから。」と。
大人のデートを演出してくれる彼に、
本当に感謝する。
デザートは、 テラス席でのんびりといただいた。
赤黄緑の紅葉の林の中に、
優しい角度の木漏れ日がキラキラと光の筋となり差し込んでいた。
思わずうっとりとし、カメラに収めた。
デザートは、それぞれ違うものをチョイスした。
ジュエリーのような美しいデザート。
優しい味だった。
美味しかったなぁ。。。
大好きな人と、美味しいものをいただく
ゆったりとしたその時間は、
本当に至福のときだ。
彼と出逢ってから、
幾度もそんな思いをさせてもらったけど、
でも、このお店は間違いなく、
いろんな思い出を押しのけて、
一位になったと思う。

Source: 女坂