きっと彼の質問した真意は、
もう一度いきたいお店がある?
と、単純に聞きたかっただけではなく、
デートの想い出を懐かしく共有しようということだと思う。
わたしは、
思い出しながら、
あのポルトガル料理のお店が良かった、とか
スペイン料理のあそこが良かったとか、
しゃぶしゃぶのお店が良かったとか、
答えた。
それは、
その時のデートと連動することになり、
どこに出かけて、何をしたが、とか
そのときの空の色まで思い出すことに繋がる。
けして、ふたりでグルメ記録を辿っているわけでもなく、
ここにグルメなおっさんとおばさんの話を書きたいわけでもなく、
彼の質問は
ふたりの大切な時間を忘れないでおこうとすることで、
それはわたしを想うからゆえで、
その気持ちが本当に嬉しく思うのだ。
実際に、
彼は
「あのお店行ったときは、どこ遊びに行っっけ?」とか
「あそこに行ったときはあのあと、どこ食べに行った?」
と、わたしに聞いてきて
わたしが覚えていることは答えると、
彼はそっかそっか、と思い出して満足そうにうなづいたり、
わたしが忘れていたことは覚えてて逆に教えてくれたり、
それってもう、7年前のことか⁉
と
驚いたり…
印象に残らなかったり
美味しくなかったお店ももちろんある。
本当に7年も付き合っていると
あちこち出かけたなぁと思う。
抱き合ったり
ご飯食べに行ったり
遊びに行ったり
色濃い想い出が本当にたくさんあり、
思い出すたび胸がいっぱいになる。
さて、
2回目食べに行きたいお店をまた彼にリクエストしよう。
きっと連れて行ってくれるはず。
「奥様…」とボーイさんに呼ばれた
あの店がいいなぁ。
あのときのイケメンボーイさん、
まだいらっしゃるだろうか。
Source: 女坂
