ぽろぽろ涙が流れたのは、
お酒が入っていたせいもあるかもしれない。
次の日の朝、ホテルで目覚めると、
気持ちはスッキリしていた。
楽しかった、幸せだった昨夜のデートで胸っぱいになり
彼におはようとありがとうを伝えなきゃと思っていた。
シャワーやら支度でもたもたしていて
少しメールを送るのが遅れてしまった。
慌てて
送ったとたんに、
メールの着信があった。
わたしのメールのリプライではなく
ほぼ同時刻に彼からもメールが届いていたのだ。
その偶然にひとりニヤニヤしてしまった。
こんなところまで似ている…
付き合った当初から、
肌の色や肌質、
髪の柔らかさなんかも同じように似ていて
たぶん粘膜もよく似ていて、
それは全部、彼のほうから先にそう言ってきたのだが
後になって考えると確かに本当に似ている部分が多い。
話は逸れたけど、
小さな偶然でもなんだか朝から嬉しかった。
好きな色、
行きたい場所、
行きたいお店、
偶然が何度もあって、
ふたりで
気持ち悪いね〜なんて言ったりすることが多い。
今回も食事中、
そんな思い出の小引き出しをちょこちょこ
開けてくるのは彼の方で、
こんなことあったな、とか
あのとき、こうだったな、とか
あの時計はどうなった、とか、言ってくる。
その度にわたしを優しく見つめたり、
笑顔を投げかけたりする。
ふたりの思い出を大切にしてくれているそんな彼が嬉しい。
これが、詐欺師やジゴロだったら、
相当稼げるのに、と思うくらいでw
そんなわけなくて、
ただ本当にわたしとの思い出や時間、
ひいてはわたしを大切に思ってくれてるんだなぁと感じる。
こんなわたしを好きでいてくれて
大切にしてくれるなんて…
だからわたしはもっと彼を好きになってしまうのだ。
Source: 女坂
