彼から渡された綺麗な紙袋。
紙袋にブランドの名前が書いてあるから
アクセサリーということらしい。
このシチュエーションは、
女の人なら一度は夢見るシチュエーションでは?
まったく期待などしていなかったから、
驚くしかなった。
すでに
プレゼントは前回いただいていて
それで十分だと思っていた。
あれから毎日身に着けていたし
このときも着けていた。
夢を見なかったといえば嘘になる。
でも、前に記事に書いたように夢を見てただけ。
独身同士のカップルなら単純に喜んだかもしれない。
嬉しさと申し訳なさでいっぱいになった。
でも彼は
「今度ちゃんとしたの選んで買ってあげるって言ってたじゃない。」
と…
そうだったっけ??
そんな会話してたっけ?
確かにファッションビルでアクセサリーを選んでもらっていた時
彼はちょっと微妙な顔をしていたんだ。
わたしはそれには気づかぬふりをしていたけど
こんなのでいいの?
みたいな雰囲気で支払いをしてくれていたから。
決してそれだって安物ではないし、
デザインもとても気に入っている。
申し訳なくて、
こんなことしちゃ ダメよ〜
嬉しすぎるよ、泣いちゃうじゃん。
なんでこんなにわたしに良くしてくれるの?
などと、支離滅裂につぶやいた気がする。
彼はそんなわたしを優しく見つめながら
早く開けなさい。
と。
開けるの?今?
そりゃそうでしょ、当たり前でしょ。
と言われて
袋の中からアクセサリーケースを取り出した。
そしてサテンのリボンをスルスルと解き、
パカンと蓋を開けた。
キラキラとわたしの誕生石💎が光っていた。
( デザインは秘密ですがPtとダイヤの鑑定書付きでした )
こんな素敵なサプライズって…(T_T)
彼が現地集合!と言っていたわけも
寒いのに汗をかいていたことも、
きっと仕事を終えて買い物に行き
わたしのためにと、これを選んでくれていたからなのだ。
彼にそれを着けてもらったわたしは、
頬をつねりながら
これって夢じゃないかしら?
と言った。
彼は笑って、
酔っただけじゃない?
とからかうように言った。
彼もきっと嬉しかったんだろうなって思う。
その時は余裕なかったわたしだけど、
今ならそのことがよくわかる。
Source: 女坂
