彼と会う日が決まった。
誕生日の頃…
まだ桜は残っているだろう。
桜なんてどこでもいつでも毎日でも道すがら見られるのに、
彼とふたりで見たいなと思っていたけど、
なんだかそれもどうでもよくなった。
彼なんて嫌というほどもう見ているだろうし。
わたしは彼となにがしたいんだろう。
ただ、会いたいと、
ひたすら会いたいと、
そう願っていた気持ちは少し変わって、
きっと彼の存在だけを確かめたいのかもしれない。
今はウキウキした気持ちはあまりない。
こんなの初めてだ。
わたしの気持ちはどこかにいってしまったのだろうか?
彼に会えばまた、
いつものふたりに戻るのだろうか?
全く想像がつかない。
Source: 女坂
