不倫…なんて怖いことだと思っていたし、
わたしには無縁のことだと思ってたのに…
始まってしまえばどんどん薄らいでいった罪の意識。
彼との恋愛でのぼせ上がっていたなあと、今は思う。
こうなるまで、
毎日、充実していた。
恋をしている自分が好きだった。
心が満たされ、背筋がしゃんとして、
女である喜びを感じていた。
昔よりも綺麗になったと言われ、
女子力高めと言われ、
女っぽいと言われ…
彼にも、
付き合い始めの頃より若くなったよ、、と言われた。
楽しくて、幸せなんだから、
罪の意識なんて感じるスキもなかった。
それが、こんなことになって、
その罪と向き合わされている。
「 いつまでも罪なことをしてはいけないよ。 現実の生活を、家族を大事にしなさい。」
そう神様に言われている気がする。
そしてわたしなんかより、
彼のほうが、
罪の意識に苛まれているだろうことが、
メールの端々に見え隠れしている。
罪の意識を感じたなら、
それが強くなっていったなら、
きっとお互いのおさまる場所におさまるのだろう。
本気だ大切だなんだと言っても、
結局は、
お互いの家庭の安定の上に
成り立っている関係でしかない。
今さら罪だったと言われたら、
じゃあ、はじめから、罪を犯さないで欲しかった。
きっとそう言いたくなる。
Source: 女坂
