
不倫してて誠実なんて
ナンセンスかもしれないけど、
彼はその中でギリギリ誠実だと思う。
今の彼の置かれている状況の
こと細かな説明はしたくなかったかもしれない。
でも、細かく伝えることが
わたしへの誠実だと思ったんだと想像している。
時系列に沿っての事実と彼の状況の説明。
それを聞いてわたしがどう思い、
わたしがどうするのかを、
彼は委ねている。あるいは理解を求めている。
最後のひとことはあえて言わないのか、
言うのが怖いのか、
それはわからない。
言わないのもまた彼の誠実さなのかもしれない。

Source: 女坂