遊びに来たサトルに、嫌な顔をするようになったミホ。
サトルが帰ったあと、ミホはつぶやいた。
「もう、ヤダ。お金とか…」と。
わたしは近くにいたので、
ビックリしたが、顔色は変えずにいた。
そういうことか…
後になって聞いた話と符合させると、
ミホは、サトルに貢いでいたようだ。
パチンコの軍資金、食事代。
そういえば、サトルが持っていたブランドのセカンドバッグも、
ミホが買ってあげていたのだ。
貢ぐのが先か、
たかるのが先か、
恋愛が先か、
金銭欲が先か、
それはわからないし、
本人同士が良ければ別にいいけど。
でも、
本当に好きな女に
平気で貢がせるってこと、あるのだろうか?
そんな男、わたしなら嫌だ。
絶対に打算だと思ってしまう。
好きなんて、嘘だと思う。
代わりに、
抱いてくれるなら、女は満足なのだろうか。
ミホは
サトルが抱いてくれなくなったから、
別れたのだろうか?
それはわからないけど、
サトルの打算に気づいたのだと思う。
それでなくても不倫だし辛かったと思う。
仲が良いと思っていたのに、
最後の頃は、顔も見たくないって感じだった。
気づいて別れてよかったと思う。
しかし、本当に抱き合っていたのかな、
未だに想像つかないふたりです。
Source: 女坂
