デートの日は、
たまたまだったけど、
「中秋の名月」
その日だけ曇りか雨の予報だったので
見れたらいいなあ、
とあまり期待もしていなかったけど
夜には晴れて
彼と並んで歩く道に、
美しいそれが見えた。
遠距離なので、
いつもは同じ景色を見られない。
そのことが、悲しくて
いつか彼に当たったことがある。
彼は、
「離れていても同じ空を見てるよ」
と言ってくれたし、
時には、雪や、桜や、
季節を感じる写真を送ってくれた。
会った時には、
こんなふうに、
綺麗な景色や空を一緒に眺める時間を大切にしてくれる。
綺麗だね。
綺麗ね。
ふたりで感動しながら夜空を見上げていた。
あれからもう、2週間も経ってしまったのね。
ちょうど寂しくなる頃。
今は、別れたいなんて思いにはかられない。
迷いもない。
ただ、恋しくて、逢いたい。
Source: 女坂
