離れられない。
そう言っていたのは彼の方だった。
もう何年も前に、そう言ってくれていた。
離したくない…と言われるより、
離れられない…と言われたほうが嬉しい。
彼の上にまたがった。
彼の言うところの、
「淫乱○○位」だ。
下から、わたしの狂ったような姿や、
下垂する胸、
溶け合う結合部、
を見ている彼は、
自分の昂まりをコントロールしながら、
わたしがより昂まることを望んでくれる。
結合部が溶けていき、
わたしはそれを見やすいように下腹部を抑えた。
自分も、彼も、その一点を見ていた。
やがて、
わたしは彼を締め上げる。
彼が、「おいで、おいで…」
と言って
わたしの絶頂を迎えてくれた。
彼の横に倒れ込んで、激しい息を整えた。
落ち着くと、腕枕で
わたしを抱え込んでくれた。
「もう何回抱き合ったかなぁ」と、彼が聞く。
「飽きない?」とも聞く。
彼が言いたいことはひとつ。
数えきれないくらい抱き合ってきたけど
全然飽きないよ!
ということ。
わたしも、その質問がされることが不思議なくらい、
抱き合う…のは、
彼とだけ…があたり前で、
セックスって、彼とするものになってしまったのだ。
Source: 女坂
