彼とのデート、
ひと月と少しぶり。
待ち合わせはふたりのほぼ中間地点…
の、素敵なエリア。
最初、
彼が待ち合わせ時間に遅れたから、
ボツンと待ってたのが寂しくて、
到着した彼の姿は見たけど、
顔はまともに見れなかった。
自分でも驚いたわたしの中に、
こんな乙女みたいな感じ、あったんだなって。
彼が心配してわたしの顔を覗き込むから
そして
ごめんね?
んー💧
ちょっと用事が終わらなくて、
さー、行こう。
どこ行く?
と、困りながらわたしに気遣いしてくれるのがわかるから
余計に
我慢してた涙が溢れてきてしまった。
そして、すぐに素直になれなかった。
あなたは、悪くないよ。
少しでも早く逢いたかっただけなの。
と 心の中では思ってるけど、
言葉にできなかった。
それでも、楽しみにしていたデート。
ベンチから腰を上げた。
顔は多分、拗ねてるまま。
(マスクがあって助かった)
歩き出して、彼がバッグを持ち替える。
手を繋ごうって合図。
彼の手に指を絡める。
手を繋いで歩けば、もういつものふたりになる。
いつも以上に、
ぎゅっと強く握ってくれたのがわかった。
だから、わたしも彼の指をなぞったり、
強く握り返したりした。
さあ、デートを楽しまなくちゃ。
Source: 女坂
