若い頃は、男の人は、しっかりネクタイ、
スーツに革靴。
わたしが独身のときに好きだった人は
とてもお洒落だった。
シャツとネクタイの組み合わせ👔は
とても素敵だったし、
革底の靴に金具が打ってあって
歩いてくると
その音がして姿を見なくても彼だとわかった。
冬はツイードのジャケットを着たりして
同じようなお揃いのジャケットをわたしも持っていたので
ペアルックみたいなデートをしたり。
何より好きだったのは
ジャケットを脱いだ時の
ズボンの後ろポケットからのぞくハンカチ。
1センチだけ見えているそれは、
コーデネートのひとつとして
さりげなく主張していた。
そのハンカチを見るのも楽しみだった。
その彼は、
結局、スーツを着なくても良い仕事に変わった。
スーツが好きな彼にとっては
大決断だった。
スーツ最後の日は
わたしがプレゼントをしたネクタイをして
皆の前で挨拶をしていた。
泣き笑いでそれを見ていた。
今も、お洒落な男の人が好きなのは変わらない。
お洒落といっても好みはそれぞれだろうけど、
今彼もいいものをさりげなく大切に着ている。
靴の手入れも怠らない。
靴が汚い人、こだわりのない人は
わたしの恋愛対象には、ならない。
Source: 女坂
