彼と初めて行った、
わたしの地元のお店。
普段なら予約がなかなか取れないのに、
新コロナウィルスのせいでか、
予約も取れたし、お店も程よく空いていた。
板さんの仕事が丁寧で、
器に凝っていて、
お店も綺麗で、
かといって気取っているお店でもない。
とにかく、美味しい魚を食べさせてくれる、
って感じ。
彼は、カウンター越しに、
板さんの仕事を見ている。
お刺身も、煮込みも美味しくて、
彼は、美味しいな。を連発していた。
今まで食べたこのあたりの店の中で
一番美味しいと。
わたしも正直、そう感じた。
彼はビール、わたしはノンアルビールで、
いい感じに出来上がって、
彼を駅まで送った。
またここでも、焦る性格が出てしまった。
遅れちゃ申し訳ないから、
彼よりも先に歩いたり、
運転もちょっと焦ったりした。
見送りも、
笑顔も見せず、
早く行って、乗り遅れるよ、
って気持ちを出してしまった。
彼の乗る電車には十分間に合ったのに。
後からとても反省。
あぁ、なんて色気のない態度を取ってしまったんだろう。
なんで、笑顔で見送ってあげなかったんだろう。
それでも彼は後からメールで、
「ありがとう。すごく楽しかったよ。」
と言ってくれた。
こんなわたしでごめんね。
Source: 女坂
