彼の話…
奥様とお嬢様が喧嘩したそうだ。
お互いに罵り合うような喧嘩…
大変だったね。
と、言い、
んで?
あなた、仲裁したの?
と、わたしは聞いた。
「や、、親に楯突くなんてどう考えても娘の方が悪いよ。だから、娘を叱ったよ。」
その答えを聞いて、
わたしは黙ってしまった。
そりゃ、親に反抗的な態度を取るなんて、
子どもが悪いかもしれない。
喧嘩の内容は深く聞かなかったけど、
ああ、彼は至極真っ当であるとともに、
奥様のことを愛しているんだわ。
と、
感じてしまった。
わたしが子どもと喧嘩したときに、
夫は、どちらかというと、わたしに意見する。
ちょっと、落ち着いて、黙って。
そんな感情的にならなくても、、、
と、言う。
子どもには耳を傾ける。
わたしはそんなとき、疎外感を感じることが何度もあった。
わたしだって言いたいことあるし、
子どもを愛するゆえの感情の高まりなのに、
って、より悲しくなってしまったことがあった。
でも、
彼のおうちは違うんだね。
彼に愛されている奥様が羨ましい。
わたしは、なに?
単なる恋人。
愛人。
彼に、
守られてみたいよ。
Source: 女坂
