わたしか泣き喘いでいる頃、
彼もまた、
はぁはぁと荒い息で
いつにも増して興奮しているのがわかった。
ふたりの
興奮と興奮が混ざり部屋の中を熱くする。
すぐ前に利用していたと思われるカップルは
タバコくささを残していたが、
もうそんな匂いは気にならなくなった。
その頃
ふたりの甘い性愛の匂いが充満初めていただろう。
彼は、
右指を器用に動かしながら
女芯を弄った。
しつこくしつこく弄った。
あまり濡れていなかったからなのか、
もっと感じさせたかったからなのか。
今度は口で愛撫してくれた。
少し羞恥心がよぎり、
なんだか申し訳なくなるほど
彼は舌とくちびるを使って
わたしをさらに昂めた。
と、
ようやく上から入って来た。
アァ気持ちいい。
より奥で繋がるためにか
脚を高く掲げられた。
片脚、そして両脚とも。
さほど柔らかくないわたしなのに、
カラダを半分に折っても辛くない。
彼の重みを感じながらも全く苦にならなかった。
気持ちいい、、、
逝きそう。。。
そのあたりから
わたしは長いエクスタシィに入ったと思う。
好きな人との営みって
頭も心もカラダもどこかへ持っていかれしまう。
彼への気持ちが
わたしのカラダを溶かす。
ふたりの接続部が溶けそうになる。
そしてひとつになる。
そのとき、
そのまま死んでもいい…と思った。
首を絞められたら
もっと気持ちよくなるのに、
と、おぼろげに感じながらひとつめの山を越えた。
Source: 女坂
