https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200204-00010008-jisin-ent
1月23日、欅坂46のセンター、平手友梨奈(18)がグループからの脱退を発表した。公式サイトにて、同期の織田奈那(21)、鈴本美愉(22)らの卒業と同時に告げられた。突然のニュースに、世間は騒然。SNSで大きな波紋を呼んだだけでなく、「報道ステーション」でも速報として扱われた。
平手は、2019年12月29日の『ミュージックステーション ウルトラSUPERLIVE 2019』にてソロ曲を独演。またグループで紅白歌合戦にて『不協和音』を披露し、ファンコミュニティ内外から一気に注目集めた。その直後の発表だった。
平手の卒業について、ファンや芸能人のみならず、クリエイターやアーティストからも大きな反響が寄せられている。
『パズル&ドラゴンズ』などのゲームイラストを手掛ける風間雷太さん(37)は、平手の卒業が発表された2日後の1月25日、《昨日から仕事に全く手が付かなくて、ずっと平手友梨奈さん描いてました…》とツイート。
かねてから平手のファンと公言していた推理小説家の綾辻行人さん(59)は、1月29日に《欅坂の東京ドームライブのBDが届いたのだけれど、いま観るのはちょっとしんどいかも》とTwitterで“平手ロス”を訴えた。
平手友梨奈の魅力とは、何なのだろうか。音楽ライターの松本侃士さんに寄稿してもらった。
■欅坂46=“反骨精神”を表現するアイドル
まず、大前提として、欅坂46とは、いったいどのようなグループなのかについて説明したい。2015年8月、乃木坂46に次ぐ、第2の坂道グループとして結成。2016年4月、“サイレントマジョリティー“でメジャーデビューを果たす。
“不協和音”、“エキセントリック”、“月曜日の朝、スカートを切られた”、“ガラスを割れ!”、そして“黒い羊”。そうした数々の楽曲のリリースを重ねながら、彼女たちが懸命に表現し続けてきたものとは何か。それは、歪みきった大人たちへの「反骨精神」、そして、灰色の時代を自分らしく生き抜くための「信念」だ。
彼女たちは、まさにその一歩目から、他のどんなアイドルも歩んだことのない茨の道を突き進み続けてきた。いわゆる「アイドル」を目指してこの世界に飛び込んだ一期生のメンバーたちは、きっとこれまでに何度も引き裂かれるような思いをしてきたはずだ。その歩みが、メンバーたちにとって、どれだけ過酷なものであったか、改めてここで述べるまでもないだろう。
それでも彼女たちは、J-POPシーンのど真ん中を主戦場としながら、妥協も忖度も迎合も一切しない。それぞれの楽曲が内包する極めて鮮烈なメッセージを、全身全霊で体現する。そう、欅坂46は、闘い続けるアイドルグループなのだ。
そして、2019年9月、デビューから3年5カ月目にして、初の東京ドーム公演を成功させる。欅坂46の孤高の闘争は、確かな意義のあるものだった。彼女たちは、超満員の東京ドームのど真ん中で、そう証明した。
■各界クリエイターから高く評価される平手の“表現力”
平手は、以前より各界の大物クリエイターから、高い評価を受けていた。2018年に公開された映画『響-HIBIKI-』では、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。監督の月川翔さん(37)は、ブルーレイ&DVDの発売イベントで、平手についてこうコメントしている。
《彼女と向き合っていく中で僕のものづくりに対する姿勢も正されるような気持ちになった。響というキャラクターと平手友梨奈という人間に出会ってそうなって、まさにそれが作品の精神そのものになった。何回でも見直せる作品で、『仕方なくこうしました』というところは全くない作品にできたのは、彼女のおかげです》
また平手は、SEKAI NO OWARIが2019年2月27日に発売したアルバム『Eye』の楽曲“スターゲイザー”のミュージックビデオにも出演している。巨大な月を背に、激しい踊りに身をゆだねる平手。作曲を担当したボーカルのFukase(34)はLINE公式アカウントにて《最後のダンスシーンを観たとき、作詞作曲家でありながら言葉にならない気持ちになったのを覚えています。それは心温まるような、恐ろしいような、涙がこぼれるような、そういったものでした》と熱く語っている。
共同制作者から総じて高評価を受ける平手。その表現力の源は何なのか。松本さんはこう語る。
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Source: 乃木坂46まとめの「ま」
各界著名人に広がる平手友梨奈ロス…絶賛される表現力の根源とは?