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乃木坂46の一期生として、この世界に入ったのが2011年。白石麻衣、西野七瀬、齋藤飛鳥といった精鋭ぞろいの同期の中、樋口さんが歩いてきた道は、決して順風満帆とは言えなかった。
本人的にも「この10年間を振り返ると、苦しいことの方が多かった」という。
「同じスタートラインに立っていたはずなのに、どうしてこんなに差がついちゃったんだろう……って、周りを羨む期間の方が長かったですね。
どんどん自分を嫌いになっていく日々で、ライブでもなんでも自分が出ているものは見ないようにしていた時期もありました。
みんなの方がかわいい、ってどんどんマイナス思考に陥るのがわかっていたから」
撮影中、どんなカットからもハッピーオーラが溢れていた彼女からの思いがけない告白。だが、樋口さんはそれらを振り払うようにこう続けた。
「でも今、ようやくすべてを楽しめている自分がいて。すべての活動にグンとモチベーションが上がっているんです!」と、真っ直ぐな瞳をこちらに向けた。
暗いトンネルを抜ける発端となった出来事は、ある作品との出会いだったという。
「2020年に、ドラマ『教場Ⅱ』(放送は2021年1月)のお話をいただいたのがきっかけなんですけど、マネージャーさんに“警察学校が舞台の作品だから、何ヶ月も前から訓練が必要で厳しい現場になる。でも、この現場をやり抜いてくれるのはたぶん樋口なんじゃないかなと思ってる”と言われて。
当時は本当にどん底で、もう無理かもしれないって心が折れかけていた時だったので、まだ求めてもらえるんだっていうことが単純に刺さったというか。
お受けするには髪を切る、っていうことも含まれていたんですけど、躊躇なく“切ります!”って即答していました」
【WEB限定】編集部は見た!樋口さんの撮影当日の裏話
取材が行われたのは2月の中旬。ちょうどテレビ番組「乃木坂工事中」でひなちまさんが“みかん”で話題になっていた頃でした。
「今年は後輩ともっと絡んでいきたい」と話してくれていて、今考えると非常に「乃木坂工事中」とリンクした話だったなと(笑)
撮影中は「大人の女性を演じてください!」というリクエストに対し、ガッツリ答えてくれ、最高の仕上がりになりました!
OKが出る度に、いつもの可愛らしい笑顔に戻り、「大丈夫でしたか?」と気を遣ってくれ、本当に裏表のない優しい人なんだなと実感しました。
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Source: 乃木坂46まとめの「ま」
【裏話あり】「心が折れかけてた…」樋口日奈が穏やかな笑みで語った、知られざる葛藤