https://hochi.news/articles/20220118-OHT1T51179.html
正月に家族や友人と過ごし、リフレッシュしたという生田絵梨花(カメラ・佐々木 清勝)
昨年末に乃木坂46を卒業した生田絵梨花(24)が公開中の映画「コンフィデンスマンJP 英雄編」(長澤まさみ主演、田中亮監督)で「魔性の女」を演じ、女優として新たな一歩を踏み出した。米歌手アリアナ・グランデ(28)を参考に役作り。アイドル時代の清楚(せいそ)なイメージを一新する小悪魔的な役柄を演じた生田は「コンフィデンスマンのように、どれが本当の姿か分からない女優になりたい」と瞳を輝かせた。
露出度高めのセクシー衣装で魔性の女になりきった。生田は「卒業後の一発目でこの振り切り方ができて良かった。イメージを打ち破って、新しい扉を開けちゃいましたね」と満足そうに笑う。
演じた畠山麗奈はスペイン人の元マフィア、ジェラール・ゴンザレス(城田優)の内縁の妻。役作りに試行錯誤しながら「やるからには思いっきり楽しみたい」と心を決めた。「香水を使って自分の気持ちを盛り上げたり、メイクも濃いめ。アリアナ・グランデをイメージして話す時に手を動かしたり、脚を組んだり。富裕層のドキュメンタリーを見て自信に満ちた話し方、鋭い目付き、きれいな所作も勉強しました」
外見だけでなく、内面も掘り下げて入念に役作りに取り組んだ。「強い人というだけでなく、強さの裏に背負っているものがある。だから、すごくやりがいを感じました」。栃木弁と英語のセリフもあり、語学の練習も。ダンサーという設定のため、1週間ほどベリーダンスのレッスンを受けて、セクシーな身のこなしも習得した。
テレビシリーズから「コンフィデンスマン」シリーズの大ファンだった。「観客として映画の続編を楽しみにしていたら出演オファーをいただいて、驚いたし、最高に幸せです」。
長澤をはじめ、共演者ともすぐに打ち解け、「休憩時間でも、みんなで五十嵐さん(小手伸也)をいじったり、ゲームをやったり、和気あいあいとしていましたね」
作品に参加して、シリーズの人気の理由に気が付いた。「とにかく信じちゃうし、ダマされる。撮影中も『ダマしてるのか、ダマされているのか、どっち?』と迷うことがあった」。
監督からは「すべてのシーンが本物だと思って演じてください」と指示され、「出演者が本気でやっているから、見る側も本気でダマされる。それが、この作品の魅力」と納得した。
役柄の畠山麗奈として「堂々としていないといけない」と心掛けたことで「性格まで変わりました。普段は緊張するタイプですが、社交的にみなさんに話しかけることができました」。
ミュージカルなど舞台では実績を残しているが、映像はほぼ未知の世界。今回、キャスト、スタッフが一体となって作品を作り上げる映画の現場を経験し、「映像の仕事でも面白がっていただけるように頑張りたい」と気を引き締めた。
昨年大みそかのNHK紅白歌合戦では、ピアノを弾きながら大粒の涙を流し、10年間のアイドル生活に別れを告げた。年が明けて、新たな所属事務所も決まり「仲間と離れて寂しい気持ちと、新しい世界に進んでいくワクワクがある。コンフィデンスマンみたいに、どれが本当の姿か分からない女優になりたい」と理想を明かした。
プライベートの充実も今年の目標の一つ。「趣味を見つけたい。趣味があれば、『そのために仕事を頑張ろう』というモチベーションにもなりそう」。候補として考えているのはタイ料理だ。
以前は料理が苦手なことで知られていたが、「最近、焼いたり、ゆでたりはできるようになりました。今年はガパオライス、トムヤムクンにチャレンジしたい」と宣言した。
◆生田 絵梨花(いくた・えりか)1997年1月22日、ドイツ・デュッセルドルフ生まれ。24歳。2011年に乃木坂46の1期生オーディションに合格。12年に「ぐるぐるカーテン」でデビューし、14年の「何度目の青空か?」で初センター。個人としてもミュージカル「レ・ミゼラブル」「ロミオ&ジュリエット」などに出演し、19年に菊田一夫演劇賞受賞。21年にグループを卒業。160センチ。血液型A。
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Source: 乃木坂46まとめの「ま」
【元乃木坂】生田絵梨花「どれが本当の姿か分からない女優になりたい」