
引用元: https://nova.5ch.net/test/read.cgi/livegalileo/1753716289/
「(殿堂入りした偉大な先輩たちを見て)またルーキーになったと実感しています。この素晴らしいチームに温かく迎え入れて頂き感謝します。自分も野球殿堂の価値を守っていければと思います。ただし私も51歳になったので、ルーキーヘイジング(メジャーの新人仮装の恒例行事)は勘弁してください。もうフーターズのユニホームは着なくていいでしょう。」
「最初の2度のルーキーのときは、気持ちをコントロールすることは簡単でした。プロとして最高峰の場でプレーしたいとう明確な目標があったからです。今回はまったく違います。日本での少年時代、自分のプレーがこの神聖な野球の場につながっていくとは思いもよりませんでした。」
「みなさんはよく、私を記録で評価します。3000安打達成、10年連続ゴールドグラブ賞受賞、10年連続200安打達成……悪くないですよね? しかし実際は、野球がなければ私は、こいつはただのアホだなと言われたでしょう。」
「3000安打やシーズン262安打は、記者のみなさんに評価して頂きました。ただ1人を除いてですけれど。ところで、その記者の方に一緒にディナーをしましょうと私の自宅に招待した件は、もう時間切れです。」
「若い選手たちには夢を持つ、しかも大きな夢を持ってもらいたいと思います。ですが夢と目標の違いを理解してほしいと思います。夢を目標に変えるには、達成するのに何が重要かを誠実に考えることです。」
「(オリックス時代に悩んだ時期)私は何かを見つけようとしていましたが、答えが見つかりませんでした。苦悩が続いていた時期に、歴史的なことが起こりました。野茂英雄さんという日本からメジャーに移籍した選手を人生で初めて見ました。彼の成功は多くの人を触発し、私もその1人でした。」
「彼のおかげで日本で常にMLBのニュースが流れ、MLBの試合もテレビで放送されました。野茂さんの挑戦のおかげで突然、開眼し、自分も想像もしなかった舞台に挑戦したいと考えるようになりました。
(日本語で)野茂さん、ありがとうございました。」
「ニューヨーク・ヤンキースにも感謝します。(出席しているデレク・ジーター氏ら球団OBに)みなさんが今日、ここに来ているのは実際、CC(サバシア)のためということは分かっています。それはいいんです。CCはみんなの愛を受けるべきです。ピンストライプのユニホームで過ごした2年半は、楽しい時間でした。デレク・ジーターの偉大なリーダーシップと誇り高い球団の文化を経験させてもらったことに感謝しています。」
「マーリンズは、正直な話、2015年に契約のオファーをもらったとき、聞いた事のないチームでした。しかし南フロリダで過ごした時間は、愛おしいものとなりました。メジャー通算3000安打をコロラドで達成したとき、仲間がダグアウトから飛び出してきて祝ってくれたことは、一生忘れません。」
「日本人初のメジャーの野手になろうと決めたとき、周囲から大きな疑念を向けられたことは想像できると思います。疑念だけではありませんでした。批判やネガティブな意見がありました。ある人からは「国に恥をかかせるな」と言われました。」
「私を一番サポートしてくれたのは妻、弓子でした。彼女も、疑念を持ってもおかしくなかった。しかしそんなことはまったくありませんでした。私を支え、励ますことにだけに全力を注いでくれました。シアトル、ニューヨーク、マイアミの19年間、家庭が常にハッピーでポジティブになるよう心を砕いてくれました。」
「野球が与えてくれたすべての経験の中で、私をこの瞬間に到達するために最も欠かせなかった人とホットドッグを食べながら試合を楽しんだことは、一番特別なことでした。」
「米国の野球殿堂に入ることを目標にしたことは一度もありません。2001年に最初にクーパーズタウンを訪ねてくるまで、そのようなものがあるのも知りませんでした。しかし今日、ここに立つことは、素晴らしい夢のように感じます。ありがとうございました。」
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Source: なんJ PRIDE
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