
引用元: https://nova.5ch.net/test/read.cgi/livegalileo/1747448845/
1: それでも動く名無し 2025/05/17(土) 11:27:25.50 ID:rZm5eEPN0
「きょう朗希、先発じゃないよ」
2019年7月25日。大船渡高校は甲子園まであとひとつに迫っていた。
2019年7月25日。大船渡高校は甲子園まであとひとつに迫っていた。
まだ原石だった佐々木が「一緒に野球やろう」と呼びかけて集まった地元・気仙地区の仲間たち。野球エリートのいない県立高がエース佐々木の成長とともに、夢へ手が届くところまできた。そして決勝戦で横綱・花巻東に挑む。そんな試合だった。
ただ、試合前の練習中、メンバーのひとりが言った。『きょう朗希、先発じゃないよ』
「大船渡はホワイトボードにその日のメンバーが書き出されるんです。僕もみんなもそれを聞いて初めて知りました」
先発ピッチャーは、この大会で初登板となる控え投手だった。
2: それでも動く名無し 2025/05/17(土) 11:28:16.58 ID:rZm5eEPN0
「打者一巡くらいしてリリーフに朗希かな、とみんなで話していました。ただ僕は内心、一番強い相手と戦う決勝戦で、朗希ほどの投手がいるのに、小細工する必要があるのかなと疑問でした。ずっと朗希で真っ向勝負してきましたから。だから先発じゃないということは投げないのかも……と」
試合前、誰かが佐々木に聞いた。投げないの? 前日の準決勝、129球で完投したエースは「わからない……」といつになく歯切れが悪かった。
決勝が始まった。及川は捕手としてゲームの流れをイメージしようとしたが、どうしていいかわからなかった。点の取り合いに持ち込もうにも、4番バッターである佐々木の名は打線にもなかったのだ。
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Source: なんJ PRIDE
大船渡のエース佐々木朗希くん、甲子園地方大会決勝戦で謎の登板回避