ホリエモン、NPBに物申す

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引用元: https://nova.5ch.net/test/read.cgi/livegalileo/1721276031/

1: それでも動く名無し 警備員[Lv.3][新芽] 2024/07/18(木) 13:13:51.11 ID:uQ947s3X0
実業家の堀江貴文さんは宇宙ロケット開発やラジオ局など、さまざまな分野で事業を手がけている。そのうちの一つがプロ野球チームの経営だ。ライブドア社長として日本プロ野球機構への参入を断念してから20年、なぜ野球にこだわり続けるのか。ノンフィクション作家の野地秩嘉さんが聞いた――。

――北九州フェニックスは意外といっては失礼ですが、思ったよりも、お客さん、入ってますね。

【堀江】毎回、満席とまではいかないけれど、けっこう入ってます。

――オリックス・バファローズの元オーナー、宮内義彦さんが『諦めないオーナー プロ野球改革挑戦記』(日経BP)を出しました。そこでは球団をこれ以上増やすことに「反対です」と明言しています。12球団でいいと。

そんなこと書いてるんですか。

――はい、増やさなくていい、って。でも、増やしたほうがプロ球団はどこも儲(もう)かるんじゃないでしょうか?

それは球団を増やしたほうが儲かります。ただ、既存のオーナーが絶対に嫌だって言うんですよ。宮内さんだけでなく、どの球団オーナーも嫌だろうから、僕はNPBが変わることはまったく期待してない。

――それはどうしてでしょう?

彼らは自分たちと同じ考え方の人は入れる。でも、そうじゃない人は入れないスタンスになっている。はっきり言えば自己中心的で全体を見ていない。僕はずいぶん前からこのことを言ってきたけれど、ずっと黙殺されてきました。だから、自分で独立リーグの球団を作ったわけです。それが北九州下関フェニックス。

2: それでも動く名無し 警備員[Lv.3][新芽] 2024/07/18(木) 13:14:29.05 ID:uQ947s3X0
そうはいっても、フェニックスはまだこれからの球団ですよ。ただ、ビジネスとして勝ち筋はあると思っていて……。

例えば昔のパ・リーグは人気がなかった。でも、今は大人気じゃないですか。それと同じことをやればいい。たった20年前のことなんですけどパ・リーグが不人気だったことをみんな忘れちゃってます。

人気がなかったのはテレビ放送がなかったから。すべて変えたのが福岡ダイエーホークスでした。僕はそれを見ていて、チャンスあるなと思ったから2004年に近鉄バファローズ(当時)を買収しようと思ったのです。

――なるほど、そうだったんですね。福岡ダイエーホークスは何をやったのですか?

ダイエー創業者、中内㓛さんの息子さん(正、次男)がメジャーリーグを視察して回り、福岡に「ドーム3点セット」を作りました。福岡ドーム、ヒルトン福岡シーホーク、プロ球団の3点セットを百道(ももち)という湾岸エリアに作ったんです。

当時、めちゃくちゃ批判されましたが、今ではそれが当たり前のやり方とされています。特に球団と球場は一体経営しなきゃいけない。加えてホテルが必要なのはアウェーチームの選手やファンが来るから必要なんです。3点セットは正解でした。

もうひとつ忘れてはならないのは、福岡ダイエーホークスを盛り上げたのはリクルートから来た人だったこと。

ダイエーの経営が傾いてきた時期、中内さんは1992年に買収したリクルートの江副(浩正)さんに頼んで、優秀な人材をダイエーの福岡事業にあたらせた。担当したのが高塚(こうづか)(猛)さん。

高塚さんがやったことは、まず地元の商店街に対してホークスグッズをライセンスフリーで使っていいよ、と。旅行代理店と提携してバスツアーを企画して球場に呼んだり、福岡のテレビ局にホークス戦の中継をお願いしたり、子どもたちを招待したり……。地域密着の戦略で観客を動員しました。

――それで堀江さんはライブドア時代、仙台に球団を作ろうと考えたのですね。

そうです。仙台で3点セットを作ればいい、と。仙台だけでなく、球団も増やして全国10都市くらいに3点セットを整備する。地方都市はまだ娯楽が少ないから今でも必要です。

実際に、僕があの頃言っていた通りになってきています。プロ球団は自前のスタジアムをどんどん増やしています。巨人は築地移転が取り沙汰されていますし、DeNAも横浜スタジアムを買った。

3: それでも動く名無し 警備員[Lv.3][新芽] 2024/07/18(木) 13:15:15.72 ID:uQ947s3X0
――プロ野球ビジネスがそこまで成長しているなら、NPBはそれこそ球団を増やせばいいのでは?

そうです。例えば16球団になったとします。まず、クライマックスシリーズが盛り上がる。シーズン中はパ・リーグ、セ・リーグは東西に分けて4球団ずつでペナントを戦えばいい。交流戦もやります。そして、クライマックスと日本シリーズ。

メジャーリーグはポストシーズンがいちばん盛り上がるし、放映権もシーズン中の試合より高く売れる。日本だって球団を増やせばそれができる。放映権は地上波テレビではなく、AbemaTVやサブスクサービスに売る。20年くらい前からこの話をしてるんですけど、黙殺されてますね。
今の球団オーナーの何人かは現状維持で球団を増やさないほうが既得権を守ることができるという考え方をしている。ポストシーズンの放映権は高く売れるのに、セ・リーグなんて共同で放映権を売ろうという考え方すらない。メジャーリーグでは放映権は一括ですから。

日本ではスポーツビジネスを地上波が支配してきた。その構造を変えることです。

プロゴルフだって、団体でまとまって放映権をサブスクに売ればいい。女子のプロゴルフ団体は一括して放映権を売ることになりましたけれど、男子プロゴルフはまとまっていません。それは試合を地方のテレビ局が主催してるから。地方テレビ局の主催だと個別交渉になるから試合を高く売れない。そこで選手の賞金を上げることもできない。


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Source: なんJ PRIDE
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