引用元: https://nova.5ch.net/test/read.cgi/livegalileo/1695359009/
阪神は一番まともな野球をやった
阪神がリーグ優勝を果たした。私は今年の阪神を1位に予想していたが、そのとおりの結果になった。
18年ぶりに勝ったということで世間は大騒ぎしているが、その本質を分かっていない。阪神の勝因を挙げる前に、なぜこういう結果になったかと考えるべきだ。
それは巨人や他球団が弱いからだ。その中で阪神は一番まともな野球をやったに過ぎない。
岡田彰布監督はオリックスで良い勉強をした。当時の私は評論家としてキャンプを訪れ、岡田に「点をやらなければ勝てる。一番大事なのは投手陣だ。
なぜブルペンを見ないのか」と言ったことがある。「担当コーチに任せています」と答えたから「お前が全責任を取るんじゃないのか」と怒った。その後、岡田はバッテリーを見るようになった。
今季の岡田監督が良かったのはポジションを変えなかったことである。打順も一、二、四、八番を固定した。
佐藤輝明も優勝を前にして、ここぞの場面で値千金の一発を放つようになった。前半から不調が続き二軍落ちも経験。先日対談した落合博満は「バットが少し遠回りする」と指摘していた。
今岡真訪打撃コーチも一生懸命に教えていたと思うが、ここにきてエンドランで球を当てるように、どんな球でも打ちにいくようになった。自分の形にとらわれてはいけない。
形だけできれば何でも打てると思ったら大間違い。崩されるのを恐れるな。そのことを本人も理解したのではないかと思う。
佐藤輝が打ったら阪神は手がつけられない。貴重な選手である。
ひとつ注文を付けるとすれば、守備がヘタになったことだ。雑になった。ルーキー時代に外野手からたまに三塁を守ったときは、目の覚めるようなスローイングといい、見どころがあった。
岡田監督が就任して三塁に固定したため「分かっているな」と思ったが、慣れというのは怖い。まだまだ勉強の余地はある。
巨人は阪神と真逆のことをやった
投手陣はどんなに優秀でも、年を取れば若いころと同じ球を投げられなくなる。自然の法則を忘れてはいけない。実績と名前のある投手でも力が落ちてくれば引導を渡す。
一見冷徹に思える決断も覚悟を持って下せば、監督の姿勢を見た若い選手が発奮して育つのだ。
こういう発想が巨人にはない。巨人の野手は来年、1つずつ年齢を重ねる。逆に若い選手ばかりの投手陣が底上げされたら、投打のチーム構成がアンバランスになってしまう。
巨人が弱いのはもう一つ、投手を育てるのは捕手なのに、今の捕手が良いかどうかが原辰徳監督は分かっていないことだ。打てば本塁打になる捕手を使っているに過ぎない。
打順は四番以外、日替わり。守備も固定しない。岡本和真を試合途中に三塁から一塁に回したり、秋広優人も外野と一塁の兼用。
これで選手が成長するのか。阪神とは真逆のことをやってきた結果が、これである。
一方の広島は、優勝は逃したが、これでいいのだ。コーチ経験もない監督で勝ったらプロ野球はサマにならない。
新井貴浩監督は勉強を重ねて2年目、3年目と徐々に監督らしい監督になっていけばいいのだ。
ガッカリしたのは立浪和義監督だ。中日の戦力は悪くないのだ。ただ、誰が打線の柱なのか分からない。移籍してきた選手にクリーンアップを打たせてどうするのだ。
キャリアがあって、にらみを利かせることでナインの背筋がピンと伸びるような選手が四番に座らなければ勝てない。
とにかく岡田監督は苦労して勝った。それがクライマックスシリーズで負けたらどうするのか。コミッショナーは考えるべきだ。
今の日本は上っ面だけアメリカのマネをする。向こうは必要だからPSをやる。日本は損か得かだけ。そこを真剣に考える時期に来ている。
ヤクルト無視で草
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Source: なんJ PRIDE
大物OB「阪神優勝の要因? 巨人が弱いからだ」