引用元: https://nova.5ch.net/test/read.cgi/livegalileo/1680820221/
https://hitocinema.mainichi.jp/article/one-piece-film-red
今までにない空気感がありました。「ONE PIECE」の連載自体も最終章に突入して、人気も再燃していた。とはいえ、興収100億円に届くか分かる人なんていない。それでも尾田さんの目標は途中で150億円に上がり、さらに「200億円を目標にしませんか」って提案されたんです。
さすがに「ちょっと待ってください」と言いました。200億円は、社会現象が起きないと到達しない。まずは100億円を盤石にしてから、と。そしたら「じゃあ社会現象を起こしましょうよ」。その後の宣伝会議で「200億円を目指したい」と話したら、シーンと静まり返って。そりゃそうですよね。
――いきなり高いハードルでしたね。
00年代以降、興収100億円の大台を超えるアニメ作品が増えていました。とはいえ「ONE PIECE」はそれまでの最高が「FILM Z」の68億円。相当難しい目標だけれど、尾田さんの一声で、本気で目指すことになりました。
これまでの最高興収となった「FILM Z」は、「ONE PIECE」が好きな人がみんな見に来てくれて到達した数字でしょう。これに32億円積み上げるためには、「ONE PIECE」を知らない、興味がない、あるいは長期連載で今さら入りにくいという人を、既存のファンとともに取り込む企画にしなくてはいけない。
――目指して到達できる数字ではないですからね。道のりは順調でしたか。
尾田さんも交えてプロット開発し、半年ほどで脚本の第1稿が完成しました。ところが、それを読んだ尾田さんが「この物語だと100億円は難しい気がするんです」とおっしゃった。
「これまでの作品より面白くなってるし、ファンが楽しめる要素もある。でも、今までやってきたことの延長線上でしかない。新しい層を取り込む要素が足りてない」と。尾田さんは25年にわたって連載を続け、ずっとトップにいる世界一の漫画家です。その肌感覚での判断だったと思いますが、この判断がなければ「FILM RED」は誕生していませんでした。
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Source: なんJ PRIDE
尾田栄一郎「FILM REDの目標は200億です」スタッフ「シーン」