【悲報】甲子園を取り戻すプロジェクト、散々な言われよう

甲子園がなくなった3年前を「取り戻す」　当時の球児がプロジェクト(朝日新聞デジタル)
https://news.yahoo.co.jp/articles/627687a3a69c58030e6859b6ab653df645b96a65

　新型コロナウイルスの感染拡大で、2020年の全国高校野球選手権大会は戦後初めて中止された。あれから3年。元球児が悔しさに区切りをつけようと、甲子園への道を取り戻すプロジェクトを進めている。

　発起人は武蔵野大2年の大武優斗さん（20）。夏の甲子園に出場経験のある城西高校（東京都豊島区）の元硬式野球部員だ。3年のとき、夢だった夏の甲子園がなくなった。大学生になっても「ずっと心にモヤモヤがあった」という大武さん。昨夏ごろからプロジェクトの実現をめざした。

　同じ悔しさを味わった同級生が甲子園に集い、グラウンドの土を踏みたいと考えている。県大会の代わりに開かれた独自大会の優勝校やその選手に声をかけた。46チームが集まった。

　大武さんは今月1日、甲子園を貸し切りにする手続きをとった。結果は3月上旬に明らかになる。あこがれのグラウンドに立った後、別の球場で後日、交流試合をするつもりだ。

　参加者約1千人の交通費と球場利用費は、クラウドファンディングで募る予定だ。6月ごろまでに始めたいという。大武さんは「あの時から時間が止まってしまった選手たちは多い。これからの人生で、新しい夢に向かって挑戦できるような場にしたい」と話す。

　プロジェクト「あの夏を取り戻せ」のウェブサイト（https://www.re2020.jp/）もある。（大滝哲彰）