引用元: https://nova.5ch.net/test/read.cgi/livegalileo/1659400739/
ガーシーの新刊『死なばもろとも』の目次を眺めるだけでも、そこに出てくる実名の迫力は凄まじい。ヒカル、田村淳、近岡健司、伊藤英明、長瀬智也、堂本光一、ISSA、加藤晴彦、金子賢、松浦勝人、吉田里深、安西ひろこ、松田純、品川祐、島田紳助、山下智久、亀梨和也、小出恵介、DAIGO、山田孝之、広瀬アリス、桑原彰……。
ページをめくっていると〈「WANTED」賞金3億円 殺し屋がやってきた日〉という物騒な大見出しが目を惹く。逮捕を恐れてドバイへ高飛びすると、彼の命を狙う殺し屋が追いかけてきたというのだ。
〈「ヒガシさん、ホンマ気ぃつけてください。ヒガシさんの命ねらっとるヒットマンが飛んでますから」
日本から脱出してドバイで潜伏生活を送り始めた当初、ある人から警告を受けた。俺の首にガチで「WANTED」がかかっとる言うんや。
賞金はいくらかって? 3億円や。フィリピン人の殺し屋が、俺の居場所を血眼になって探しとる。ヒットマンがホンマに殺しに来たんや。
YouTube チャンネルで綾野剛の吊し上げを開始すると、所属事務所のトライストーン・エンタテイメントはあわてふためいた。次々と芸能人の実名を挙げて血祭りに上げる俺のやり方について、トライストーンどころかもっと大物が本気で激怒してるという噂を耳にした。
ひょっとするとそのうちの誰かが、人を介して秘密裏にヒットマンを飛ばしたのかもしれん。
もちろん依頼者もプロやから、足がつくようなヘマはせん。間にいくつかの組織を挟み、2クッションも3クッションも経由してヒットマンにアクセスしとるのやろう。警察が捜査したところで、誰が殺しを依頼したかはわからんはずや。
せっかく日本を脱出してきたのに、今殺されるなんて真っ平御免や。こういうときの調停役として、裏社会の住人がおる。そいつと急ぎ連絡を取り、事の次第を確かめた。
「俺を殺したいヒットマンが飛んでると聞きました。勘弁してくださいよ。殺されなアカンようなことですか」
ヒットマン自身が、俺に「あいつを殺したい」という強烈な恨みを抱いているわけやない。ヒットマンの目的はカネや。成功報酬3億円が保証されとるんやったら、それに匹敵する見返りをこっちが別に準備してやればええ。3億円分に匹敵する利益が発生する情報を、俺はヒットマンに提供したった。その情報を使ってビジネスをやれば、フィリピンで一生メシを食っていける。フィリピン人のヒットマンを裏で追い払ってやったんや。〉(『死なばもろとも』182~183ページ)
ギャンブルで一山当てれば、6000万円であろうが1億円であろうが必ず返せるはずや。そう信じていたから、拇印つきの手書きの借用書を作った。2021年 10月31日を期日として、借金は全額弁済することを約束した。残念ながら博打での一発逆転はかなわなかった。
マッケンから6000万円を借りた当時は、完全にヤキが回っていた。数千円でも数万円でもかき集めたい。カネさえあれば絶対に巻き返せると信じて、実際は負け続けていた。
俺はよく、横浜の裏カジノで麻雀をやっていた。その店のオーナーも麻雀好きやったから、赤坂で毎週水曜日の夜に麻雀大会があった。麻雀大会のレートはクレイジーやった。なにしろ一晩で500万円から1000万円が動くんや。それだけ勝つこともあれば、負けることもある。
1000万円負ける可能性があるということは、負けたときの支払い1000万円 をあらかじめ手元に準備しておかなアカン。そんでも俺の財布には、たった5万円しか入ってなかった。「ここで勝たな終わるな……」。首の下が脂汗でグッショリになりながら、涼しい顔して麻雀牌を打つ。
とんでもなくデカいレートの麻雀へ繰り出すときは「鉄砲」や。「鉄砲」って意味わかるか? カネをもたずに賭場に入ることや。「鉄砲」状態で勝負してたまたま勝てばシャンシャンだが、負けることだってある。
1000万円の裏カジノで麻雀をする相手が単なるカタギなわけはない。ここで勝たな殺される。俺の人生ここで終わりや。これ、負けたらどうなるんやろな。殺されはせんとしても、バチバチにシバかれはするやろなあ。怖い人がひしめく事務所に連れて行かれて「何さらさらしとんじゃワレ! どないするつもりや!」とシバかれるはずや。そのままバンに押しこまれてさらわれ、カネを返すアテを1軒ずつ訪ねることにもなりかねん。
「鉄砲」を生き抜いて、そこで数百万円勝ったとするやん。よっしゃ、これで借金返そうとはならんねん。
赤坂の麻雀で勝ったカネは、すぐに横浜の裏カジノで消えてしまう。寝ても覚めてもギャンブルのことしか考えられへん。毎日ギャンブルをしとかないとアカン体になってしもうた。〉(『死なばもろとも』23~25ページ)
〈iPhoneの電源を切っていると、次に電源を入れたときに不在着信の通知が出る。知らん番号からまた着信履歴があった。番号の下4ケタは「1234」や。「警察ちゃうか」とピンと来た。裏稼業に関わったことがある人間なら皆知っとるが、警察署の電話番号は下4ケタが「0110」か「1234」と決まっている。
この番号は、いったいどこの警察や。ネットで調べたら、西淀川警察署からの着信やないか。ヒカルは「ガーシーが自分の名を騙って詐欺をやった」と西淀川警察署に被害届を出した。その被害届が受理されたとすると、逮捕されるかもしれん。焦った俺はすぐさま知り合いの弁護士に相談した。
(略)
「東谷さんの案件だと、最悪5年刑務所に入ることになります」
俺は今50歳や。ここから刑事裁判を受けて、5年も刑務所にブチこまれたら人生終わる。詐欺で逮捕され、アテンダーとして信用も失った俺が、55歳がシャバに出ていったい何ができんねん。ともかく今警察に逮捕されるわけにはいかん。カネを借りた状態になっている全員と話をつけて、なんとか示談にもちこまなアカン。
今やったらまだ逮捕状も出とらん。だったら国際線に乗りこもうとしたところで、イミグレ(出入国管理)で止められることはないはずや。逮捕したくてもできんように、ガラ(身柄)をかわそう。逃げるんや。それもうんと遠いところへ。〉(『死なばもろとも』32~33ページ)
https://news.yahoo.co.jp/articles/50367c57172f4d87a839ef81e6593c5d72538549
続きを読む
Source: なんJ PRIDE
ガーシーさん、暴露本の中身を発売前に暴露され終わる