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巨人・中田翔(32)よ、このまま好調を維持し、落合博満以来となる史上2人目の両リーグ打点王を目指せ。
今季に復活を期す中田翔が対外試合で安打を増産し、定位置獲得に突き進んでいる。オフに20キロ近い増量を行い、本来の打球を取り戻し、本人も自信を深めているに違いない。
練習試合、オープン戦は公式戦とは投手の投げるボールの質やコースは比較にならない。このまま中田翔が定位置を獲得する保証はないが、本来の力を発揮できれば、落合博満以来の両リーグ打点王という“偉業”も夢ではなくなってくるだろう。
落合はパ・リーグのロッテ在籍時代の1982年、85年、86年に打点王となり、セ・リーグの中日に移籍してからは89年、90年と打点王のタイトルを獲得した。
日本ハム在籍中の2014年、16年、20年に打点王になっている中田翔も、巨人に移籍し両リーグ打点王の権利を有している選手である。
中田翔はNPB在籍13年で通算打率は・248、本塁打は264本。だが、それに比べて打点の成績は突出しているといっていい。過去シーズン100打点を5度もマークし、すでに通算打点は957だ。
そんな中田翔の言葉にシンクロするのが、94年10月8日に行われた伝説の「10・8決戦」での落合の打撃である。日本プロ野球初の公式戦での勝率が同率首位で並んだチーム同士が直接対決し、優勝が決定した試合。巨人が6-3で勝利しリーグ優勝を果たしたが、この試合を巨人担当記者として取材していた私は、チームを勝利に導いたのは間違いなく、落合のバットだと思っている。
先制打は二回表に落合が放った15号ソロだった。一度は同点に追いつかれたが、勝ち越し打はやはり落合のバットから生まれた。三回表、あの松井秀喜が送りバントを決めて2死二塁をとし、落合が右前に適時打を放ち、1点を勝ち越したからだ。これで試合の流れは、完全に巨人に傾いた落合はその裏、立浪和義(現中日監督)の一塁ゴロを捕球する際に足を滑らせて内転筋を痛め、この回終了後に負傷退場したが、世紀のビッグゲームで挙げた勝負強さにはさすがに痺(しび)れた。
中田翔を落合と比べるのは、落合に失礼だろう。だが、中田翔が今季、落合以来となる史上2人目となる両リーグ打点王に輝けば、間違いなく昨年来の汚名をすすぐ足がかりには十分だ。=敬称略=(デイリースポーツ・今野良彦)
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Source: なんJ PRIDE
デイリー「中田が両リーグ打点王に輝けば間違いなく汚名をすすぐ足がかりには十分だ」