城島「今は捕手が打たなさすぎる。セリーグなんて打線にピッチャー2人みたいなもん」

ソフトバンク春季キャンプ（３日、宮崎）城島健司会長付特別アドバイザー（４５）が代表取材に応じた。
甲斐拓也捕手（２９）の打力向上に向けて、交わしている会話の内容を明かした。

「捕手として危ないと思う球はどんな球？　捕手をしていて、打たれてもヒットにならん球ってどんな球ってどこや？　そういう話をしています。そういう球（ヒットにならない球）を打ってしまっていないかと」

甲斐は昨年、全１４３試合に出場。１２本塁打、４４打点はキャリアハイだったものの打率・２２７に終わり、１４２三振はリーグトップだった。
さらなる打撃向上へ、城島アドバイザーが託された形だ。なかなか誕生しない「打てる捕手」。城島アドバイザーらしく、球界の捕手事情にも真っすぐに表現した。

「捕手が打たなさすぎるんですよ。セ・リーグは（投手も含め）２人打たないのがいるようなものじゃないですか。
パ・リーグだって捕手が打たなかったら８人攻撃みたいになっているでしょ？　捕手が打てば９人で攻撃できるし。
そりゃ、ありがたいですよ、監督していても何も考えなくていいじゃないですか。なおさら打たないといけないですよ」

現役時代、ＮＰＢ通算２４４本塁打。２００３年には打率・３３０、３４本塁打、１１９打点でシーズンＭＶＰに輝いた。
自身が残した打率のキャリアハイは０４年の打率・３３８。甲斐に自身の数字を超えてほしいかと問われると
「可能性はありますよ。あの守備でそれだけの数字を出したときの給料を考えてほしいですよね！　そういう楽しみを持ってほしい」と期待を込めた。

甲斐のキャリアハイは２０１９年の打率・２６０。
最後には「契約にはない役柄。拓也が２割７分打ったら絶対に給料をあげてもらいます」と笑い飛ばしていた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/84fc59601275cce07025ca41b6240d3e3cbcc454