阪神矢野監督「俺ら死ぬじゃん。みんな。でも、死ねへんと思ってるやん。死ぬから」

https://news.yahoo.co.jp/articles/e4e8072259a656cf81ef13b209362688bd365932
阪神・矢野監督　新人に「引退」「死」を説く　異例の訓示

「俺ら死ぬじゃん。みんな。でも、死ねへんと思ってるやん。死ぬから」

矢野監督自身、現役時代の経験がある。１９９１年、東北福祉大からドラフト２位で中日に入団。「周りのレベルの高さにがっかりして、自信をなくして動けない時期があった。もったいなかった」と前に進めなかったことを明かした。圧倒されてばかりで、空虚感ばかりが残る日々。悔しい思いをしてほしくないからこそ、大事に生きることの大切さを求めた。

「原口って、それを一番近くで経験した選手やん」。２０１９年に大腸がんを公表も、不屈の精神で何度もチームの勝利に貢献してきた。「もともと準備も練習に対する姿勢もすごかったけど、病気を経験して、さらにすごいなって」と指揮官。一人の人間としての姿勢を、スタート地点から持ち合わせてほしい。

「野球選手も終わっちゃうんやなと思っているのと、思っていないのでは全然違う一日を過ごせる」。後悔せずにユニホームを脱ぐ人は少ない。でも、なるべくなら、その悔いは少しだけであってほしい。矢野監督が親心を若虎に届けた。