私がヘッドコーチをしていたころ(2007年~10年)の原監督は、まだガマンが利いていた。それが全権監督となって通算勝利で川上哲治さんを超え、周囲に諫言(かんげん)する人が誰もいない状況で、奇策とかいろいろ思いつくままやりたくなっちゃっているんだろう。もうちょっとどっしりと構えていられないものか。外から見ていてベンチの落ち着きのなさがとにかく気になってしまう。
丸の扱いにしたってそう。あれだけ実績のある打者なんだから、何試合か打てなくたって黙って試合に出していれば、そのうち打ってくれますよ。それを二軍に落とすんだから…。長嶋さんや王さんとまでは言わなくても、現役時代の原監督を二軍に落とすようなもの。あれで丸自身だって余計におかしくなっちゃうし、ベンチがドタバタしているから周りの選手も不安になる。
中田だって獲得すべきではなかった。今季はベテランの中島が気を吐いて頑張っているところに水を差したし、ちゃんと調べたら今の中田より中島のほうが上だということが分かったはず。その中田も一軍と二軍を行ったり来たりしているし、二軍監督の阿部を一軍に上げたりとか、本当に落ち着かない。これはもう「選手に危機感を植えつける」というたぐいのものではなく、度を超えている。
外国人選手のアテが外れたとか、井納や梶谷がダメだったというのもあるかもしれない。それでも菅野は残留できたわけだし、山口も獲得した。戦力的にはヤクルトより巨人のほうが上なのは間違いなく、こうなってしまったのは、原監督自身の問題がやはり大きいのではないか。
ただ、優勝できないとは言ってもCSがある。とにかく私が原監督に言いたいのは「もっとどっしりやりなさい」。すっかりワンマンとなってしまった原監督には誰も言ってくれないだろうから、あえて言わせてもらった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/90109e581da5ae2d03b5e1aa975eb4f4249d6845
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Source: なんJ PRIDE
巨人V絶望の元凶はワンマン原監督 元側近が指摘「中田翔は獲得すべきでなかった」