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「開幕投手に指名された小川(泰弘)、スアレスに続く先発投手の陣容を、3月中旬になっても固められなかった。他球団の多くがローテーションの5番手、6番手争いの見極めに入っている時期にです。
ここまで先発陣が手薄なのは12球団でヤクルトくらいで、高津(臣吾)監督も頭が痛いと思う」こう指摘するのは、セ・リーグ球団の元スコアラーだ。
中でも先発投手陣の整備は急務で、オフには前ソフトバンクでNPB通算43勝の実績を持つ右腕のバンデンハーク。巨人からは、過去に2度、先発で2桁勝利を挙げた左腕の田口麗斗を獲得した。
その田口は20日のオープン戦で好投し開幕ローテ入りが濃厚となったが、バンデンハークは新型コロナウイルスの影響で、来日の時期はいまだ決まっていない。
ベテランの石川雅規は調整が遅れ、オープン戦2試合で16失点、防御率は30点台と散々の内容。ドラフト1位の木澤尚文(慶大)、2位の山野太一(東北福祉大)も即戦力と期待されたほどの目立った成績は残せなかった。
「それでも結局、石川をローテ候補に入れざるを得ず、昨季わずか3勝の高梨(裕稔)、2勝の原(樹理)も有力な候補というありさまです」(全国紙スポーツ担当記者)
「いいボールと悪いボールの差が激しい。直球がシュート回転してストライクゾーンに入ってしまうことと、武器であるスライダーも時折、不用意に高めに浮くことがあり、改善が必要です。いまは素材を磨く時期で、ローテーション入りは早いと言わざるを得ません」
全国紙スポーツ担当記者も、「首脳陣も表向きは『経験を積ませたい』と、球数を制限して登板させる意向ですが、こま不足という背景があるのは明らか。『5回まで持ってくれ』というのが本音でしょう」と指摘する。
忘れられかけているのが、1月、元AKBで人気アイドルだった板野友美と電撃結婚して話題となった左腕の高橋奎二だ。先発ローテ入りが期待される存在だが、キャンプ中の練習試合で打ち込まれ、オープン戦も1試合のみの登板に終わり、開幕ローテ入りは露と消えた。
「若いと言ってももう6年目。三振は取れる一方で制球が悪いという不安定さが修正できず、首脳陣の信頼を得られていません。先発でも中継ぎでも、そろそろ居場所を確立しないと崖っぷちに立たされるでしょう」(前出の記者)
最下位からの下克上は、簡単ではなさそうだ。
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Source: なんJ PRIDE
【悲報】セリーグ007「12球団で一番先発が弱いのはヤクルト」