「別にびっくりもしないし。言うてもオープン戦だし。シーズンに入って打ってもらうっていうことの方が」
当然のように“強力な新戦力”として力を見せつける佐藤輝に対し、驚く方が不自然というモノだ。ベンチ前のハイタッチも当たり前のように“シン・ゴリラポーズ”で迎えた。
もちろん、たたえることも忘れず「打った瞬間行ったと思ったし、持ち味だと思うんでね」とうなった。だが、こんなところで一緒に喜び、立ち止まらせてはいけない逸材だということを胸に刻んでいる。
「テル自身が目指しているところは、もっと上のところにあるしね。気持ちの中も『やったー!』というところでも、もっと上を見ていると思うんでね。ある意味、普通かなと思う」
2月18日のDeNAとの練習試合で放った、スコアボード越えの一発には「それにしても…エグいな」と言葉を失い「ちょっと俺らにはわからない未知数な部分が、また魅力だよね」と計り知れない力に驚いていた。だが、もうその魅力を戦力として、チームの中核に組み込む段階に入った。
佐藤輝に刺激されたように、打線は途中出場組のアピールも止まらず4試合連続の2桁安打となる11安打を重ねた。鯉に2連勝してオープン戦4勝1敗となり首位をがっちりキープだ。これにも「結果的にね。強いなあ…。強いっていうか別に普通だと思うんだけど」と驚かない。オープン戦のチーム打率・297は12球団1位、7本塁打もソフトバンクと並び1位。その中心にいるのが、セ・リーグトップ(全体4位)の打率・389を誇る佐藤輝だ。
「ファンの人にとっては楽しみが多いバッター。それを見てもらえたっていうのは、いい一日だったんじゃない?」
これから佐藤輝が虎で成し遂げる多くのことを考えれば、ここでの一発など驚くことではない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ceff5dce095e769ec55e363d950bc11014844f55
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Source: なんJ PRIDE
阪神・矢野監督、佐藤輝の甲子園1号「別にびっくりもしない」