【朗報】小川、ヤクルト残留　山田、石山に続きチーム愛貫く

　ヤクルトは２５日、国内フリーエージェント権を行使した小川泰弘投手（３０）と来季の契約に合意したと正式に発表した。２５日に契約を結ぶ。

　シーズン終盤から何度も交渉を重ね、悩みに悩んだ大黒柱の心が固まった。小川は「新しい環境で勝負したい気持ちもある。納得して来年以降の野球人生につなげたい」と４日に権利を行使。日本ハムが獲得に乗り出し、胸中は揺れていたが、プロ入りから８年間在籍し、辛抱強く待ってくれたチームへの愛着が勝った。２３日に都内で交渉した球団幹部は「いい話はしている」と手応えを口にしていた。

　６日のファン感謝イベントではマイクを手に「これからもしっかり成長して、夢や感動を与えられるように頑張っていきます」と決意表明。来季以降もさらに自分を高める舞台にヤクルトを選んだ。

　球団は４年総額で７億５０００万円を超える大型契約を提示。最大限の誠意を示し、仕事納めの２５日までの結論を希望していただけに、これ以上ないクリスマスプレゼントだ。今オフは山田、石山が国内ＦＡ権を行使せずに残留。積極的な補強も続いている。小川がどんな言葉でチームへの思いを語るか注目だ。