引用元: https://tomcat.2ch.sc/test/read.cgi/livejupiter/1606987971/
日米のFAには根本的な違いがある。それは、日本の場合、国内、海外に関係なく、FA権を行使する際、選手自らが「宣言」という手続きを踏まなければならない点だ。
メジャーではFAの条件を満たした選手は所属球団との契約満了後、自動的にFAになる。今オフで言えば、ヤンキースの田中将大投手も7年契約を終えた時点でFAになった。
ヤンキースと再契約するか、移籍するかは代理人の交渉次第になる。
日本では、「FA宣言」という手続きを踏むため、選手が行使するかどうかを「決断」しなければならない。ここに日本的な情が交錯した結果、
宣言をせずに残留した選手は、メディアから「〇〇〇(チーム名)愛」などと球団への愛着が深いと好意的に報道される。
もちろん、入団したチームでお世話になった指導者、チームメート、スタッフへの感謝や、生え抜きとしてチームを優勝に導きたいという選手の思いはあるだろう。
酷いケースでは「裏切者」のレッテルを貼られたりすることもあるが、こうした印象操作は選手にとって、マイナスでしかない。
選手はプロ野球の世界において「商品」という側面がある。「自分の価値がどう見られているのか。
他球団の評価を聞いてみたい」「限りある現役生活なのだから、高く評価してくれる球団でプレーしたい」。
そう考えることは、転職も珍しくなくなったビジネスの世界でも当たり前のことだろう。
自分の可能性に懸けようという意欲を持って会社を辞める人に「愛社精神がない」という批判が見当違いなのは、プロの世界でも同じだ。
選手のFA権行使の有無を、チームへの愛着という見えない「物差し」で測ってほしくない。
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Source: なんJ PRIDE
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