引用元: https://tomcat.2ch.sc/test/read.cgi/livejupiter/1604494617/
「チームにとって欠かせない、存在感のある選手になりたいです。」
9年前、ドラフト会議で阪神から指名され、これまで経験したことのないほど多くの記者に囲まれた会見で、どのような選手になりたいのかという質問に対して答えた言葉です。
チャンスに強く、ここぞの場面で頼りになる選手になりたいと語ったあの日から9年が経ちましたが、そのような選手になることはできませんでした。
各メディアの報道等で既に発表されましたが、本日、チームから戦力外通告を受け、今シーズン限りで阪神タイガースを退団することとなりました。
9年間お世話になったチーム、球団関係者の方々、そしてどんな時も自分のことを応援してくれた全ての方々に心から感謝の気持ちを伝えたいです。
9年間ありがとうございました。
心残りがあるとすれば、もう一度、あの甲子園球場のカクテル光線を浴びながら大歓声の中でプレーしたかったと言うことです。
昨年、一軍で一試合も出場することができず、今年こそはという不退転の決意で臨んだ今シーズンではありましたが、自分の力不足により今年も一軍の試合に出場することすらできませんでした。
しかしながら、それも全力でやった結果です。
1年間、思ったような結果が出なかったということに関しては悔いが残りますが、一軍でプレーするために必死に過ごした1日1日の積み重ねの日々に対しては何一つ後悔していません。
どんなにしんどくても、その時々での自己ベストは尽くしてきたつもりです。結果は残すことができませんでしたが、今年に関しては自分の中ではやり切ったという思いが強いです。
最後まで悩み、迷い、苦しんだ1年間ではありましたが、それでも気持ちを切らさずやりきれたことは自分にとって大きな財産になると思いますし、そういう意味ではとても貴重な経験ができた1年だったと思います。
今後に関しては完全に未定ではありますが、自分自身、まだまだできると思いますし、このままでは終われないという想いも強いです。
阪神タイガースの伊藤隼太は今シーズン限りで終わりですが、野球人として、そしてひとりの人間として、まだまだ挑戦し、成長していきたいと考えています。
9年間、タイガースでは本当に数多くの経験をさせてもらいました。楽しかったり、成功した経験よりも、失敗したり、苦しかった経験の方が圧倒的に多く、辞めたい、逃げ出したいと思ったことも一度や二度ではありませんでしたが、多くの人たちに支えてもらい今日まで続けてくることができました。
野球ととことん向き合ったこの9年間の経験をいかして、これからの人生でも前を向いて進んでいきたいと思います。
最後になりますが、こんな自分を9年間応援してくれたファンの皆様、本当にありがとうございました。
しんどい時も諦めずに頑張れたのは間違いなくファンの皆様のおかげです。熱狂的で情熱的なタイガースファンに包まれた濃密な9年間をこのチームで過ごすことができて本当に幸せでした。
今の気持ちを今のうちに伝えたかったので、チームがまだシーズン中のこのタイミングではありますが投稿させていただきました。
これからはタイガースの一員ではなくなりますが、引き続き「伊藤隼太」をよろしくお願いします。
https://www.instagram.com/p/CHK0wfbDte8/?igshid=e1gxemwikxij
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Source: なんJ PRIDE
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