警察「自転車泥棒だ！」泥棒「盗み乗りした後は毎回返してるよ」福岡地裁「うーん、これは無罪！w」

駐輪場に放置されている盗難自転車を持ち去ったとして、占有離脱物横領罪に問われた被告の男性（24）の判決公判で、福岡地裁は28日、「不法領得の意思があったとは認められない」として、無罪（求刑懲役10月）を言い渡した。

男性は窃盗罪で服役中。仮釈放された後、団地駐輪場で無施錠の自転車を見つけ、コンビニやスーパーへ行く際に無断で使っていた。
警察官の職務質問で知り、逮捕された。

溝国禎久裁判官は、男性が自転車を使うのは1回数時間で、駐輪場に戻している点に着目。
「持ち去り」ではなく、「一時的な無断借用に当たる」と判断。約12時間使った職務質問当日についても「借用の域を超えていない」とした。

福岡地検は「判決内容を検討し、上級庁とも協議の上、適切に対応する」としている。

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