引用元: https://tomcat.2ch.sc/test/read.cgi/livejupiter/1601521964/
楽天では、今季捕手でチーム最多の51試合に先発している太田が、26日の西武戦で左肩を負傷し今季中の復帰が難しい状況。これに次ぐ25試合でスタメンマスクをかぶっている足立も、故障で1軍登録を抹消されており、捕手が急激に手薄になっている。
石井GMは「そういう事情もあるが、手薄になったポジションを埋めるという浅はかな理由だけで獲得したわけではない」と強調。田中貴のスローイングを高く評価し、「中期的に見ても、これからの頑張りの成長次第で、1軍枠に座る資格がある」と語った。
一方、巨人の捕手陣は、炭谷、大城、小林、岸田ら実績のある選手がひしめき、田中貴にとって1軍の壁を破るのが困難な状況があった。石井GMは「トレードで活躍の場を得るというのは、すごくいいことだと思う」とうなずいた。
今季中に成立したトレードでは、楽天から巨人に移籍した変則左腕の高梨が29日現在、29試合に登板し、1勝0敗14ホールド、防御率0.69と大活躍。ウィーラーも67試合出場、打率.250、8本塁打25打点と存在感を放っている。逆に巨人から楽天入りした左腕の池田は、19試合1勝0敗、防御率3.94。高田は1軍登板がないが、将来を嘱望される22歳である。
「ウチからジャイアンツさんにトレードで行った選手は、パフォーマンスが1ランク上がった。水を得た魚という感じ。改めて、適材適所でしっかりチームにフィットすることが大事だと思う」と石井GM。
かつて球界には「放出した選手が移籍先で活躍したら、面目が丸つぶれになる」との考え方が色濃く、トレードがなかなか活性化しなかった経緯がある。いまだ完全に払拭されたわけではない。
石井GMは「僕には、活躍されたら困るという考えは全然ない。むしろ、やっぱりそこに行って良かったんだ、という思いです。もちろん、ウチに来てくれる選手には、来て良かったと思ってもらえる活躍、成長の場を提供したい。各球団が、そういう考え方になっていければいい」と述懐した。
日本プロ野球選手会は当初、出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化する「現役ドラフト」の今季中の導入を目指していたが、新型コロナウイルスの感染拡大で経営サイドとの協議が中断している。石井GMは「現役ドラフトがなくても、球団は、選手の活躍の場がここにないなら、どこにあるかを考えてあげるべき」と訴える。
「(放出した選手が移籍先で)活躍して“しまった”というのは、古臭い考えだと思います」と言い切った石井GM。ポジションをめぐる過当競争や、チームの雰囲気に合わないことによってくすぶっている選手たちが、12球団の中で自分に最適の働き場所をみつけられるようになれば、理想的だろう。
こういう姿勢は評価する
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Source: なんJ PRIDE
楽天・石井GMが語るトレード活性化への思い「『移籍先で活躍したら困る』は古臭い考え」