引用元: https://tomcat.2ch.sc/test/read.cgi/livejupiter/1600390752/
来月26日に迫るドラフト会議に向け、アマチュアの現場で、ある現象が起きている。
パ・リーグ某球団のスカウトが声を潜めてこう言う。
「『阪神には行きたくない』という選手、もしくは『行かせたくない』という現場の指導者の声をよく聞きます。特に地元関西の選手に多いというから、阪神も嫌われたもんです」
阪神は15日に自力優勝の可能性が消滅した。16日こそ巨人に1点差負けだったが、東京ドームで8戦全敗。今季の対戦成績も3勝12敗と、とてもプロ同士とは思えないほど一方的にやられている。
そこでドラフト1位候補の近大・佐藤輝明内野手(4年=仁川学院)である。巨人が指名を示唆したことで一躍時の人となり、「巨人? めちゃくちゃ強いチーム。すごく光栄」と前向きなコメントを残している。
甲子園球場のある兵庫・西宮出身で、小6時にはタイガースジュニア入り。近大の先輩で現阪神の「糸井2世」と呼ばれる。
もちろん、阪神にとっても1位の最有力候補。6月に近大が練習を再開した際に阪神のスカウトだけが視察するなど、これまでも熱心にマークを続けてきた。
関西マスコミは「虎の恋人」と呼んでいるが、リーグ戦開幕時に阪神への思いを聞かれた際には「特別な思いがあるわけではありません」とつれなかった。
プロ志望届を提出し、「12球団OK」を表明してはいる。それでも、巨人と阪神に対するコメントに、こうも温度差があるのはなぜか。関西の球界関係者が明かす。
「もともと大リーグ志向が強く、メジャーリーガーの動画ばかり見ているそうです。だから打ち方が外国人みたいだし、いずれメジャーに挑戦したいようです。地元出身だから阪神ファンであったとしても、実際にそこでプレーしたいかといえば疑問。
打率2割そこそこの糸井(39)、1割台の福留(43)といった戦力になっていないアラフォーのFA補強組を重宝して、佐藤と同じ大卒1位入団の野手で『左のスラッガー』の触れ込みだった伊藤隼(31=9年目)や高山(27=5年目)は一軍にすらいない。
今年の話題が藤浪(26)や伊藤隼が参加して感染した『コロナ合コン』では、佐藤じゃなくても不安になりますよ。高校生の阪神離れはもっと深刻のようですから」
前出のスカウトが話を引き取る。
「高卒の投手は辛うじて藤川、秋山がいるが、野手は本当に全くいない。レギュラークラスでは新庄(1989年ドラフト5位入団)くらいまでさかのぼらないと名前が出てこない。いくらなんでもヒド過ぎる、と関西の強豪校の監督が笑っていました。少し前は巨人が補強ばっかりで高卒選手を育てない、使ってくれない、と敬遠されていましたが、今は完全に阪神です」
■スカウト部は引退選手の天下り先
そもそも阪神はスカウティングに問題があるとの指摘がある。
去る5日、前出の佐藤が出場した関西学生リーグ開幕戦は、和田球団本部付テクニカルアドバイザーら6人が視察。「大勢で見たと誠意を見せているつもりなんだろうけど何の意味もない。それだけの人がいるなら、なぜ、他をチェックしないのか」と、他球団の失笑を買っている。在京球団のスカウトがこう言う。
「4球団が1位入札した藤浪ら一部の選手を除き、阪神には能力のある選手が少ない。スカウトは引退選手の天下りで、選手を獲得しなくても給料はもらえる。いい選手を獲得するどころか、ヘタに推薦して、その選手が活躍しなかったときに責任を追及されることを恐れているのですよ。
中には目利きもいますが、選手獲得は彼の意思だけで決まらない。ときの監督やフロント幹部の意向で大きく左右されるし、眼力のあるスカウトにしても、自分の進退を懸けてまで目を付けた選手の獲得をプッシュしてるわけではないようですし」
石ころはいくら磨いてもダイヤにはならない。おまけに磨き方にも問題があるのだから、いい選手が育つはずがない。昨年まで14年間もリーグ優勝から遠ざかっているのも必然だし、素質ある選手が自分を生かせる環境ではないと敬遠するのも当然だ。
※ 【阪神】阪神には行きたくない 糸井2世も敬遠する球団の構造的欠陥|野球|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/278830
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Source: なんJ PRIDE
「阪神には行きたくない」現象 “糸井2世”近大・佐藤も敬遠する球団の構造的欠陥