引用元: https://tomcat.2ch.sc/test/read.cgi/livejupiter/1598933233/
ラミレス監督は今年、キャンプからけん制球を重視する方針を打ち出した。開幕後も「足の速い走者は2度続けてけん制すればいい。そうやって打者を惑わせ、けん制をした次の球で併殺を取ることもできる」と手応えも感じているようだ。
一方、山崎は昨季までのプロ5年間で一度もけん制球を投げたことがない。これについて山崎本人は以前、「100%で打者に向かっていきたいですから」と説明していた。そんな信念を持つ山崎を、ラミレス監督は木塚投手コーチを通して“説得”しようと試みた。山崎がまだ抑えを務めていた6月27日の阪神戦である。
1点リードの9回二死から四球で走者を出し、続く大山へのカウント2―1で、ラミレス監督が木塚コーチをマウンドに走らせた。「走者に注意しろ」と、山崎にけん制を挟むよう促したのだ。
山崎は指示通りに2度けん制したが、その直後に二盗を許してから投球を乱す。大山を四球で歩かせ、サンズに3ランを浴びて逆転負けである。
これと似た場面が、8月25日の広島戦で繰り返された。2点リードの7回に登板した山崎は、先頭の坂倉に安打を打たれて無死一塁。ここでもけん制せず、ピレラをカウント0―2と追い込んだ直後に木塚コーチがマウンドに走った。その前、戸柱からはけん制のサインが出ていたが、山崎は見落としていたらしい。このあと山崎は一死二、三塁とされて降板。ここから代わったエスコバーが打たれ、2失点で一時同点とされている(その後にサヨナラ勝ち)。
新守護神の三嶋はけん制がうまい。現に8月8日のヤクルト戦では、一塁へのけん制で最後のアウトをもぎ取った。ラミレス監督も「彼の評価はいまのところAプラス(最高以上)」と絶賛している。
元抑え投手のOB評論家は「けん制はクローザーのリズムを狂わせる面もある」と、山崎の心中をおもんぱかっている。小さな大魔神は、いつこの悪循環から抜け出せるのだろうか。
☆あかさか・えいいち 1963年、広島県出身。法政大卒。「最後のクジラ 大洋ホエールズ・田代富雄の野球人生」「プロ野球二軍監督」「プロ野球第二の人生」(講談社)などノンフィクション作品電子書籍版が好評発売中。「失われた甲子園 記憶をなくしたエースと1989年の球児たち」(同)が第15回新潮ドキュメント賞ノミネート。ほかに「すごい!広島カープ」「2番打者論」(PHP研究所)など。日本文藝家協会会員。
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Source: なんJ PRIDE
DeNA山崎は「牽制」でラミレス監督の信頼を失った?