引用元: https://tomcat.2ch.sc/test/read.cgi/livejupiter/1596773012/
「ほんとに悔しいです。でも、その悔しさは絶対にムダじゃない。いま、客観的に自分のことを見ると、この気持ちは絶対に生きてくると思うんです。
悔しい気持ちが形になるって、ぼくは絶対に保証できる。そういう人生を歩んできたので。自分の体で体現してきたので」
はっきりとは言わなかったが、ジャイアンツ戦での途中降板が念頭にあることは明らかだった。山崎は続ける。
「だから、いつまで経っても投げやりになれないっていうか……。ときには、投げだしたくなってしまうこともあるんですよ。『もういい! 』って。『9回(最終回)を投げられないならファームに落としてくれ! 』って。
だけど、いままでそういう野球人生を生きてきたので、『おれ、これで成功してきたんだよな』っていう思いが自分の中にあるんです。それが、投げやりになれない理由です。
高校時代も、大学時代も、悔しい気持ちが自分をつくってきたし、自分の財産だと思っている。ムダにしてほしくないっていうか、絶対に形になるって信じ抜くことが大事なんだということを、ぼくはNumberを見ている方たちに強く伝えたいと思います」
最後はいつの間にか読者へのメッセージになっていた。
こう付け加えながら、山崎はまた笑顔になる。
「甲子園に出て優勝していたら、かえってどうなってたかなって。満足しちゃって終わってたんじゃないかな、なんて思いますよね」
インタビューが終わり、記事の掲載誌が発売されるころ、山崎の立場はさらに厳しいものになっていた。
7月26日のカープ戦で、満塁ホームランの被弾を含む1イニング5失点。負け投手となり、その後は中継ぎとして登板しながら復調を目指すことになった。
その一方で、新たにクローザーを任されている三嶋一輝は圧倒的なピッチングを見せている。実績のある山崎といえども、そう簡単には元の座に戻れないかもしれない。
だが、筆者は少しばかり、うれしいのだ。山崎が逆境にあるということはすなわち、悔しさという成長の糧に恵まれていることを意味するのだから。
スーパーな投手たちの陰で、控えに甘んじた高校時代。ようやくエースナンバーを手にした最後の夏は儚く終わった。悔しくて、あきらめそうになって、そのたびに強くなって帰ってきた。
2020年の山崎康晃は、どんな姿で最終回のマウンドに戻ってくるのだろう。
信じて、待ちたい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d3d08eee423bafece8523da217a8cd66c55f94de?page=2
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Source: なんJ PRIDE
DeNA山﨑「ときには『9回を投げられないならファームに落としてくれ!』と思う」