引用元: http://tomcat.2ch.sc/test/read.cgi/livejupiter/1577093426/
11月下旬の日没間近、千葉県南東部に位置するいすみ市の住宅街に足を踏み入れると、体長1mほどの焦(こ)げ茶色をした動物がそこら中を徘徊していた。2本の角を生やし、車道や民家の庭先を我が物顔でうろつく姿は、まるで小鹿のようだ。人が近づこうとすると素早い動きで物陰に身を隠す。時折「ガー、ガー」と唸(うな)るような鳴き声で仲間に合図を送るこの動物は、シカ科の外来生物、キョンだ。
実は、このキョンが今、千葉県民を深刻な悩みに陥れている。
’19年、千葉県民は数々の自然災害に悩まされた。9月の台風15号では、6万5000棟もの住宅で屋根が飛ぶなどの被害が発生し、約64万軒が停電。復旧が長引いたため数週間エアコンが使えず、熱中症による死者も出た。10月の記録的豪雨では、11人が亡くなり、2000棟以上の住宅で浸水などの被害があった。これらの風雨で県内の農林水産業が被(こうむ)った損害額は430億円に及ぶ。
こうした災害で大きな痛手を受けた千葉県民だが、それに加えて現在はキョンが住民の生活に危害を及ぼしている。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191222-00000008-friday-soci
「キョンは体高40~50㎝、体長70~100㎝の小型動物で、大きさはニホンジカの5分の1ほどしかありません。体重も軽く、10㎏程度。野生のキョンの生息地は国内では千葉県と伊豆大島のみです。メスは生後半年から妊娠可能であり、出産した翌日には再び妊娠できる。強力な繁殖力のせいであっという間に増殖してしまい、現在千葉県には約4万頭のキョンが生息すると推定されています」
これは、伊豆大島での生息数である1万5000頭を大きく上回る数字だ。千葉県の調査によると、キョンは最近5年間(平成26年度から平成30年度)で実に1万頭以上増加しているという。
これだけ多くのキョンが、なぜ今、千葉県に生息しているのか。
「きっかけは、’01年に閉園した千葉県勝浦市の動植物園『行川(なめがわ)アイランド』で飼育されていたキョンが脱走したことだと言われています。’80年代の話です。キョンは施設内で放し飼いにされていたので、脱走しやすかったのかもしれない。当初は勝浦市にしか生息していなかったものの、今は県内各地に生息域が広がっている。東京都に近い柏市での目撃情報もあります」(千葉県勝浦市の住民)
「本来のキョンは草食性ですが、千葉県内では肉類を原材料としたドッグフードを食べている姿も多く目撃されています。原産地の台湾ではキョンが肉を食べることはありえません。イギリスではキョンが増えすぎて、蝶が卵を産みつけるための植物が食べ尽くされてしまったことが確認されている。日本でも生態系が変わる恐れがあります」(前出・石川氏)
異常やんけ
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Source: なんJ PRIDE
千葉県でキョンが大量発生 推定4万頭