引用元: http://tomcat.2ch.sc/test/read.cgi/livejupiter/1566705158/
https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201908190006-spnavi
今年で101回目を迎えた全国高校野球選手権。酷暑の影響で身体への負担は増し、熱中症の危険がつきまとう。だが、今も昔も高校球児にとって、夏の甲子園が夢の舞台であることに変わりはない。子供たちを守りながら、いかに戦わせるのか。高野連(日本高等学校野球連盟)も選手を守るべく、積極的に改革を進めている。
今年から準々決勝後だけではなく、準決勝後に休養日を設けたのもその一つだ。では、かつてのヒーローは現状をどのように見ているのか。けがを抱えながらも、1991年に夏の甲子園で準優勝――。そこで今回は巨人などでプレーをした沖縄水産高のエース・大野倫に話をうかがった。
――率直に今の甲子園の日程についてどう思われますか?
今年から準々決勝後だけではなく、準決勝後にも休養日が設けられているので、高野連もある程度改革に取り組んでいる印象を受けます。
――大野さんが甲子園に出場された時期はほとんど休みがなく、非常にタイトな日程でした。
僕らの頃は3回戦から決勝まで休みがなかった。僕はそこでうまく最大4連投のスケジュールにハマってしまったので、一番酷な日程で戦ったんです。 でも、今年から最大で2連投ぐらいになったので、十分に選手も守られるようになりました。今後は投手のイニング制限や球数制限に取り組んでもらいたいです。
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実際に今、野球をやっている子供達が減っている。今まではあぐらをかいて、何もしなくても野球をやっていた。その前提のもとで野球の歴史は作られてきたけれど、いまは子供達に野球を選択してもらう時期にきている。最高峰のプロから下まで野球界も組織として一つになってほしい。サッカー界から学ぶこともたくさんあると思います。球数制限よりも、組織の一本化。野球を始めて続けてもらい、育成をしていくこと。それを将来につなげていくべきです。
――他のスポーツから学べるとのことですが、具体的にサッカーからは何を学べそうでしょうか?
やっぱり、一貫性ですね。上から下までの組織があって、育成ができる。上から下まで目がいき届いています。野球は団体によってルールも考え方も違っています。
――プロの下部組織はジュニアの大会はありますが、Jリーグのようにプロの下部組織は正式に持っていません。
極端に言えば、Jリーグのようなユースチームを作って、そこで育成するのもありだと思うんです。12球団がチームを持てば、リーグ戦もできますし、登板間隔もあけて投げられます。高校野球みたいに連戦連投という負担が大きい道を選択しなくてもいい。12球団がユースを作るべきではないでしょうか。
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Source: なんJ PRIDE
元沖縄水産エース大野倫「球数制限よりも組織の一本化。12球団がユースを作るべき」