春季キャンプもあっという間に最終クールへ突入。先週土曜日からオープン戦も始まり、締めの段階に入った。
よもやの松坂大輔途中離脱はあったものの、それ以外は大きなケガやトラブルもなく、無事乗り切れそうな今キャンプ。天気にはあまり恵まれたといえなかったが、各選手まずまずの調整が送れたのではないだろうか。
ただファンの立場からすれば、決して満足していないはず。沖縄の天気と同じ、いまひとつ晴れない心境で今キャンプを総括していよう。ここ数年の懸案事項であったバッテリー問題が未だ解決していない。ピッチャーでは絶対的なエースとクローザーの確立、そして捕る方はもちろん正捕手に誰が座るのか。現時点、首脳陣からはっきりした答えは返ってきていない。これからの一ヵ月の間、オープン戦をこなしながら一本化しようという腹積もりなのだろうか。
伊東、谷繁、レジェンド捕手が持論展開
今回のサンドラは伊東ヘッドコーチと谷繁元監督が揃って今後の正捕手問題に道筋をつけるべく持論を展開。同じドラフト一位で高卒捕手の二人、自らの経験も踏まえ、捕手というポジションがいかに育てることが大変か口を揃えて唱えた。互いに扇の要を長年支えてきたレジェンドだけに、言葉ひとつひとつが重く感じて聞こえた。
現在一軍キャンプでしのぎを削るのは4人。
経験値では一歩先を行く大野奨太。
キャッチングに定評のある木下拓哉。
抜群の肩の強さを誇る加藤匠馬。
そしてバッティングに光るものがある杉山翔大。
現時点の評価は帯に短し、たすきに長し。
伊東ヘッドは現時点の考えを口にした。
『正捕手が誰かという段階ではない。ただ競争して、それぞれの意識を高めることで相乗効果を期待している。敵を倒す前に同じポジションの選手に勝たなければいけないのは当たり前のこと。一年間、競争意識を持っていって欲しい』
求めるのはあくまで競争意識。それは選手にも浸透している。
大野は“久しぶりに競争しようという意識で野球をしている”と語り、木下は“結果を残して常にアピールしていきたい”と、レギュラー争いに生き残りをかける。過去4年間で一軍出場がたった5試合の加藤は持ち前の鉄砲肩を武器に、3シーズン前には100試合以上マスクを被った実績を持つ杉山も土俵際の思いでこの正捕手争奪レースに挑んでいることだろう。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190225-00010002-cbc-base&p=1
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Source: なんJ PRIDE
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