最速159キロルーキーが衝撃“デビュー”!! 福岡ソフトバンクのドラフト1位、甲斐野央投手(22)=東洋大=が7日、A組のフリー打撃に初めて登板し、柳田悠岐外野手(30)のバットを力強い直球でへし折り、球場をどよめかせた。他球団のスコアラーがバックネット裏で見守る中、この時期では異例の最速150キロを計測。右腕の仕上がりの良さに工藤監督も上機嫌。開幕1軍入りに向けて大きくアピールした。
■上林「力強い」
球場のどよめきが衝撃の大きさを物語った。柳田に投じた14球目、外角寄りの直球に柳田のバットが鈍い音を立てて真っ二つに折れた。昨年の日本シリーズ第5戦ではバットを折りながらサヨナラ本塁打を放った柳田だったが、この日の打球は内野を転々と転がった。
「泳いだような打ち方で折れただけで、詰まらせたわけじゃない。(折れたのは)柳田さんのスイングが速すぎるからですよ」と甲斐野は謙遜したが、残した結果は圧巻だった。柳田に20球を投げ安打性の打球はわずか1本、その前に打席に立った上林には17球で安打性の打球2本と、ホークスの主軸を担う左打者2人を直球のみで圧倒。球速は常時140キロ後半を記録し、最速は150キロをマークした。
剛速球を連発した右腕に工藤監督もほくほく顔だった。「この時期に150キロはそうそう出るもんじゃない。あしたの(スポーツ紙の)1面は決まったね」。開幕1軍入りへ、力強いアピールとなった甲斐野は「ブルペンでの投球を(フリー打撃の)マウンドでそのまま出すことをテーマに臨んだ。そこはある程度できたと思う」と手応えを口にした一方で「力んで体が開き、腕が遠回りしてしまった部分は修正したい」と反省も忘れなかった。
■他球団も警戒
冷静な甲斐野とは対照的に、周囲に与えたインパクトは大きかった。初球の真っすぐに思わず「速っ」と叫んだ柳田は「ずっと球が速かった」と驚きを隠さず、上林も「外角はシュートしてきて、内角はカットしてた。低めは伸びてくるし力強い」と強調。倉野投手コーチも「単純にやっぱり速い。今までのブルペンよりはるかによかった。(球速は)まだ出るだろうし楽しみ」と高評価を与えた。
第2クールを終えた甲斐野は、自身の体の変化にも言及。5、6日に続けてブルペン投球した後のフリー打撃登板だったが、「体の張りは感じなかった。体力がついてきたなと感じた」とハードなランニングメニューの効果を強調した。
オリックスの山本スコアラーは「真っすぐだけなのに柳田を抑えた。重そうだしスピンも効いている。ただでさえホークスは投手陣がすごいのに、また(層が)厚くなる」と頭を抱えた。
工藤監督は「ぜいたくな話だけど、この段階で調整が早すぎる。飛ばしているので、次のクールはいい調整をさせてあげたい」とうれしい悲鳴を上げた。衝撃のデビューを飾ったルーキー右腕は、実戦が本格化する第3クール以降もさらに周囲を驚かせる。 (長浜幸治)
https://www.nishinippon.co.jp/hawks/article/485312/
パNo1打者柳田のバットをへし折った模様
やばない?
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Source: なんJ PRIDE
ソフトBドラ1甲斐野、衝撃“デビュー” 柳田バットをバキッ