引用元: http://tomcat.2ch.sc/test/read.cgi/livejupiter/1549506958/
https://www.forbes.com/sites/tomvanriper/2019/01/22/mariano-rivera-is-the-most-overrated-player-of-all-time
殿堂入り発表直前の1月22日に書かれた記事
(抄訳)
様々な情報を総合すると、リベラは今夜、史上始めて、満票で殿堂入りする選手になりそうだ。もしかすると満票にわずかにとどかないかもしれないが、そんなことはどっちでもいい。
いずれにせよ、(最終回を投げるだけの)パートタイマーの専門職に、圧倒的な票が投じられるのは確実なのだ。勝利にさしたるインパクトをもたない、限られた能力の選手が称賛される。これがどんなにきまりの悪いものになりうるか、リベラの殿堂入りは余すところなく伝えてくれるだろう。
そういえば、殿堂入り資格という点ではリベラよりも更にふさわしくないトレヴァー・ホフマンも、票の割合は79%とリベラには及ばなかったものの、昨年殿堂入りしている。
(続く)
彼は、カットボールを投げまくって(といっても1イニングを週に2,3度投げるだけだが)評価を稼いだ。バッターは、リベラがカットボールを投げるとわかっていても、いざ投げられると面食らったものだった。
しかし、そんな武器を持っていたところで、彼がシーズン200イニング投げられるようになったわけでもない(優れた選手であればあるほど、多くプレーするのは、スポーツでは確立したお約束なのに)。
例えばたまにしかプレーしない野手がいて、毎年150打席・打率3割・10本塁打の成績を続けたとしても、殿堂入りするなんてことはありえないだろう。彼がシーズン500打席打つ打者と同等のものを生み出しているなんて、誰も思わないからだ。
ではなぜ、年間70イニングしか投げないクローザーが、こんなに持て囃されるのか?リベラはキャリアの初期にわずかに先発を経験しているが(碌な成績ではなかったが)、それを別にすれば、1試合のうちに同じ打者と2度対戦したことなどほとんど無かっただろう。
(続く)
残念ながら、それは間違っている。
どの回にも劣らず重要なのは、(最終回ではなく)初回を0点に抑えることなのだ。序盤でリードされると勝利の確率が大きく下がることは、データが示している。もし「価値の低いイニング」があるとすれば、それは大差がついた後だ。しかし勝敗が定まっていない段階であれば(終盤に限らず)どの回であっても等しく重要なのだ。そもそもリベラのキャリアrWAR56という数字は、辛うじて殿堂入り出来るかどうか、といった水準に過ぎないが、その数字でさえ、彼が投げた終盤回に過剰に重きを置いた測定法によって、水増しされているのだ。
リベラが2012年5月3日、足を負傷してシーズンの残りを棒に振ったことを覚えているだろうか?当時、テレビのコメンテーターたちは一様に言っていたものだ。「これはヤンキースにとって大打撃だ!」と。しかしもちろん、そうはならなかった。ヤンキースはシーズン95勝で地区優勝し、さらにリーグ優勝決定戦まで駒を進めたのである。リベラの代役を務めたロバートソンとソリアーノが9回のリードを守りきれず負けにしてしまったのは4試合だが、それは1年前のシーズンでリベラがやったのと同じ数だ。
(続く)
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Source: なんJ PRIDE
【米誌】マリアノ・リベラは史上最も過大評価された選手。そもそも抑えが評価されすぎ