引用元: http://tomcat.2ch.sc/test/read.cgi/livejupiter/1549413770/
「やらされる練習より、自分で考えてやる練習の方が選手には身につくと思う。自分に何が足りないか。どんな練習が必要か。自分で考えてほしいからです」
打撃を集中的に行う特打や、守備練習の特守など、個別練習などは必要最小限。あとは選手の自主性に任せている。そのため練習メニュー表も、午後3時を過ぎるとほぼ白紙状態。早朝の早出練習も選手の自由だ。当初は不安にかられながら、マシン打撃を行う選手もいたという。本当に何をすべきか、よく分からない。選手からの要望がなければ、コーチは指導せず、球場を引き揚げる。これまで行われてきた夜間練習も基本は廃止し、希望する選手のみが自由にやる方針。同2軍監督は「決まった練習メニューだげをやると、コーチの良さも消してしまう。まずは、選手を見て、コミュニケーションを取ってほしい。選手も、次の日のためにという考え方もある。早く来て、こういう練習をしたいとか、色々考えて、準備の大切さも理解してほしい」と自主性を重んじた。
第1クールは、投手にあるノルマを課した。各投手ごとに球数を設定し、それ以上投げてはいけない。球数の中で集中して投げる意識を持たせている。連投も禁止。ある選手は「すごく新鮮だし、考えることの重要性を学ばせてもらっています」と、目からうろこが落ちた。1軍選手の中には「2軍の選手の目がキラキラしている」と、ある意味で危機感を覚えた。チームの活性化につながっているようだ。
ウオーミングアップにも差が出ている。1軍は1時間以上かけることもある。2軍は30分以内で終わる。必要な動きを効率よく行えば、それでも問題ない。加えて、他の練習時間に当てられるという利点が生じる。正直、どちらが良いか、という答えは難しい。ただ、通常は「1軍は自主性、2軍は猛練習」のイメージだが、オリックスは全くの逆。長い時間をかけてでも、本気で育成を考えるからこそ、2軍選手も大人扱いしている。
今季から2軍には、前監督の福良淳一育成統括ゼネラルマネージャー(GM)がバックアップするため目を光らせている。また、日本ハムでダルビッシュや大谷を指導した中垣征一郎育成統括GM補佐兼パフォーマンス・ディレクターが、綿密な練習方針を浸透させようと動いている。「1軍と2軍は別の球団みたい」と球団関係者が驚く大改革の第一歩。中嶋2軍監督は「それがプロでしょ」と、強い信念と覚悟を持ち選手を見守っている。
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Source: なんJ PRIDE
オリックス中嶋聡2軍監督ら本気の改革 自主性重視“教えない”キャンプ実践