引用元: http://tomcat.2ch.sc/test/read.cgi/livejupiter/1546700191/
昨年11月の12球団合同トライアウトで、打者3人を相手に1安打1四球の投球を見せた前オリックスの佐藤世那
昨季限りでオリックスを退団した佐藤世那投手(21)が5日放送のTBS「バース・デイ」(土曜後5・00)に出演。2015年夏の全国高校野球選手権で準優勝投手になってからわずか3年で戦力外通告された苦悩の日々を明かした。
父親も「楽しかったんですよね、あの時間が。幸せな思いをさせてもらった」と振り返る夏からわずか3年での戦力外。「この年(21歳)で職を失うとは思っていなかった。見返してやりたい思いが強い」という佐藤は、同じ東北出身で同じ甲子園準優勝右腕でもある金足農(秋田)の吉田輝星投手(17)が日本ハムからドラフト1位指名された昨秋のドラフト会議を横目に「今こういう風にドラフトを見るというか、戦力外(通告)を受けるっていうのは正直考えてなかったですね。自分が活躍する姿ばっかり想像していたので…」と複雑な表情を浮かべた。
それでも、現役続行を懸けて11月の12球団合同トライアウト参加を決意。だが、トライアウトに備えてオリックスの練習場に足を踏み入れても自分の中で以前とは何かが違った。コーチ陣にはあいさつしたものの、秋季練習中の元チームメートの姿に「行きづれー…」。思わずそう漏らした佐藤は、現役選手には声をかけることすらできなかった。
「行きづらいですよ。あっちからしたら関係ないと思うんですけど、自分としてはあんまり行きたくないですね。ユニホームを着てるんで、やっぱり。もどかしいですよね、いざこうなると。仲悪いとかじゃないんですけど、なんかこう不思議な感じで居場所がないっていうか」。戦力外を受けて初めて感じる“心の壁”。結局、練習を始めることができたのは現役選手が帰った後で、無人のネットにひたすらボールを投げ込むことしかできなかった。
サイドスローではなくオーバースローで挑戦したトライアウトを受けた後も、希望するNPB球団から声はかからず。それでもBCリーグ富山と硬式野球のクラブチーム「横浜球友クラブ」からオファーが届いた。独立リーグの富山はNPB復帰の近道ではあるが給料はシーズン中の半年間しか出ず、横浜は富山よりプレーのレベルは落ちるが給料は年間を通じて支払われるという。
「1回現実を突きつけられたというか。やっぱ、これじゃキツいんだなっていう。今の能力じゃプロに戻るなんで100%無理ですし。僕が編成で獲る人だったら獲らないと思いますし…自分を見て」。自身を客観的に分析した佐藤は悩んだ末、横浜球友クラブ入りを決意。レベルアップして再度トライアウトを受験することを決めた。「2、3年とかやってプロに戻れるレベルまでいったらトライアウトも受けられる」と両親に告げた元甲子園準V腕。「自分が納得するまで野球を続けたい」と再起を誓った。
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Source: なんJ PRIDE
わずか3年で戦力外・・・甲子園準優勝投手が『バース・デイ』に出演