引用元: http://tomcat.2ch.sc/test/read.cgi/livejupiter/1545909028/
12/27(木) 16:56配信
イチロー(45)とピート・ローズ(77)を比較してもらえませんか、といわれることがよくある。
通算安打数は、ローズがメジャー24年で4256本。イチローは18年で3089本だ。
オリックス時代の9年間で積み重ねた1278安打をプラスすると、4367本になる。
個人的には、イチローの日本時代の安打数はカウントすべきではないと考える。ローズの記録はメジャーの記録だ。メジャーの記録はあくまでメジャーの記録であるべきで、日本のプロ野球は別のカテゴリーに入る。それが3Aであれ、限りなくメジャーに近い“4A”というべきレベルに達していたとしてもだ。MLB(米大リーグ)が最もハイレベルなリーグであることに論争の余地はない。
イチローが1994年に日本で頭角を現し年間210安打を放った直後に海を渡っていれば、メジャーだけで4000安打していたのではないかという意見も聞いた。だが、イチローが渡米直後からメジャーで出場できたという保証はどこにもない。それにはさまざまな要因が複雑に絡んでくる。監督がその選手を使いたいと思うかどうか。フロントの思惑もある。本当にメジャーにふさわしい打者であることを証明するために、1年のマイナー暮らしが必要になっていたかもしれない。あるいは2年か。それは誰にも分からない。
改めていうが、イチロー、ローズともに素晴らしい選手だが、2人のうち、どちらを選ぶかと問われたら、私はローズと答える。
イチローも俊足で相手守備陣に脅威を与えたが、ローズの方が上だ。ローズはべースランニングがうまく、ヘッドスライディングもいとわなかった。内野手や捕手と激突することも、殴り合いも辞さなかった。相手守備陣はこの性癖を知り尽くしており、これもローズ有利に働いた。私がプロとしてまねしたいと思ったのは、このローズだ。
ローズはオンデッキ(ネクストバッターズサークル)にいるときのアプローチでも、メジャーナンバーワンだった。膝を曲げ、相手投手が打者をどう攻めるかをじっくり見極め、戦略を立てていた。
一度打席に入ったら、そんな余裕はない。ボールは時速100マイル(161キロ)以上のスピードで飛んでくる。ネクストバッターズサークルこそメンタルの道具箱。彼ほどそれをうまく利用した選手は他にいない。私が監督なら、ローズがしたような準備を全選手にやらせる。もちろん、イチローの試合前の入念な準備も、選手に受け継いでほしい。次回は、日本の高校野球に対する私の印象を述べたい。(構成 ロバート・ホワイティング)
面白い選手評価やな
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Source: なんJ PRIDE
元巨人クロマティ氏「イチローとP.ローズのどちらを選ぶかと問われたらP.ローズ」