引用元: http://tomcat.2ch.sc/test/read.cgi/livejupiter/1545984818/
どうすれば再び強い巨人が帰ってくるか――。来季プロ21年目を迎える上原浩治投手(43)が後輩たちへ厳しくも愛ある提言を放った。常勝軍団の復活と5年ぶりのV奪回へ、百戦錬磨のベテランがキーワードに挙げたのは“仲良し集団”からの脱却。日米球界を渡り歩いた右腕は「身内であっても敵」とチーム内でのライバル意識向上を訴えた。
来年4月で44歳になる大ベテランの雑草魂は、いまだ衰え知らずだ。10年ぶりの古巣復帰となったシーズン終了後、一大決心して左ヒザを手術。一度は自由契約となるも必死のリハビリで再契約を勝ち取った。来季年俸は2億円から5000万円へ大幅ダウンとなったが「悔しいですけれど、負けず嫌いだし、負けたくない反骨心がある」。代名詞の背番号19で捲土重来を期す来季へ「(菅野)智之が株を上げましたから、汚さないようにしたい」と意気込む。
抜群のコントロールと宝刀スプリットを武器に日米の第一線で20年間戦い続けてきた。長い野球人生を支えてきたのは本人も口にする「反骨心」だ。10年ぶりの古巣復帰となった今季、かつての巨人を知る右腕は後輩たちと接する中で気になる空気の変化を感じていたという。4年連続のV逸に終わったシーズン後、上原は本紙に思いを吐き出した。
「時代の流れかもしれませんが『あれ、違うな』というのは感じていました。やっぱりみんな仲良すぎるんじゃないかな。勝っている時は別にいいんだけれど、負けている時に傷のなめ合いをしているような感じがね。このチームには嫌われ役がいないんですよ。はっきり物を言う人がいない。勝っている時は別にいいんだけれど、負けた時にどうするか、というのが強いチーム。負けに慣れるということが一番いけないことなんでね」
「みんなで自主トレしたり食事したり、それも悪いことじゃないんだろうけれど、僕の中では『違うな』というのがある。10年前は自主トレも仲間でやるっていうことがほとんどなかった。やっぱり、身内といっても敵。同じ練習をやっていても同じ分しか伸びないわけですから、いつまでたってもそいつには勝てないじゃないですか」
巨人に限らず昨今の球界では“○○組”と称して、チームの主力選手を中心に複数でオフの合同自主トレを張ることが増えている。時には球団の枠を超えて“弟子入り”するケースもある。一方で、上原は現在も日米を行き来しながら基本的にオフは1人で過ごす。40歳を過ぎた今も「誰にも負けたくない」からだ。
あえて厳しい言葉を吐いたのも“強い巨人”であってほしいと願うからこそ。上原のゲキは後輩ナインに響くか。
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Source: なんJ PRIDE
上原「今の巨人には嫌われ役がいない。負けている時に傷のなめ合いをしている」