引用元: http://tomcat.2ch.sc/test/read.cgi/livejupiter/1545468786/
「甲斐キャノン」の評価の難しさ 日本シリーズMVP男が保留…査定は妥当か
12/22(土)
提示は5500万円前後とみられ、甲斐は希望額との開きについて「多少の差はあった」と漏らした。一方で「すごく評価し、いい言葉もたくさんもらってうれしかった」とも。「もう一回、整理したかった。今日は決められなかった」と話した。
今季は扇の要として立場を確立し、133試合出場、7本塁打、37打点が自己最多。12球団トップの盗塁阻止率4割4分7厘で、2年連続のゴールデングラブ賞を受賞した。
日本シリーズ新記録6連続盗塁阻止で「甲斐キャノン」の通称を一躍、全国区にし、同シリーズMVPに輝いたのも記憶に新しい。三笠球団統括本部長も「日本シリーズの活躍は本当に素晴らしかった。プラス評価の材料」とうなずく。だが、初回交渉で両者の隔たりは解消されなかった。
前年の出場13試合から、一気に103試合へと出番を増やした昨季は、オフに年俸900万円から4000万円までの昇給を勝ち取った。今季の貢献度が昨季を上回るのは当然だが“前年との差”は昨季が大きい。またチーム順位は昨季が優勝で、今季は2位。これも、もう一声となりにくい要因には違いない。
シーズン打率2割1分3厘もアピール材料にしづらかった。甲斐自身も「納得できる数字ではない。バッティング面でも全く、ですし。そういう低い成績でも評価していただいているほう。そこは理解はしてます」と言う。
となると、争点は守備の評価だ。三笠球団統括本部長は「守備的ポジションの選手の評価って、いろいろ難しいところもあるという話もした」と明かす。それは「守備は共同作業だから、一人一人に分割して評価を確立するのが難しい。野球というゲームの側面」だからだ。
セイバーメトリクスの新しい指標には、守備力を測るものもあるが「シフトやフォーメーションで数字が変わる。それは能力か。本人が決められないシフトで上がった数字をどう評価するか」(同本部長)という課題が残る。計算式もまちまちで「まだまだ万人が見て安定した指標かというと難しい」のが現状だ。
捕手は他のポジションに比べ、起用法が独特でもある。近年は先発投手との相性などから、複数捕手の併用が主流。途中交代が珍しくなく、戦術的な理由で出番が減る部分もある。甲斐も例に漏れず、先発は111試合。試合終盤はベテラン高谷にマスクを譲ることが多かった。結果、規定打席には到達していない。
捕手の数字に現れない部分の貢献も、査定担当が加味していて「プラスアルファとして、どうしてあげるかは甲斐君に限らず、捕手の評価として考えている」と言う。「論点がすごく残っているというより、あと1時間使って話をして決めましょうかと。そういうレベルだとこちらは思っている」。その口ぶりは、現時点では精いっぱいの査定というニュアンス含みだ。
甲斐は今年3月に結婚し、10月に第1子長男が誕生した。家庭を持って初めての契約交渉。軽々な判断はできない思いもあっただろう。第2回交渉は週明けの予定。球団も「来年、気持ちよくやってもらうために契約する」(同本部長)との思いは持っている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181222-00010000-nishispo-base&p=2
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Source: なんJ PRIDE
日本シリーズMVP“甲斐キャノン” 5500万円提示は妥当?